【片瀬山の自然】新林公園の初夏

満開のヤマユリとハンゲショウの白い葉 上村文次

梅雨の声を聞くころ、新林公園で目立つのがヤマユリとハンゲショウです。

6月5日 新林公園でヤマユリが見頃になっていました。新林公園の樹林地内の散策路脇のいたる所でたくさん咲いていました。甘く強い香りが漂っていました。
花は6つある花被片が外に弧を描きながら広がっていて、花径は20㎝ほどある大きな花です。ヤマユリは山地に自生する日本固有種のユリです。
ヤマユリは神奈川県の気候風土に合い、県内各地で美しい花を咲かせています。その気品に満ちた美しい姿が昔から多くの人々に愛されて「県の花」なっています。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA ヤマユリ 2021年6月5日撮影
OLYMPUS DIGITAL CAMERA ヤマユリ 2021年6月5日撮影
OLYMPUS DIGITAL CAMERA ヤマユリ 2021年6月5日撮影

6月18日新林公園の湿地(木道脇)でハンゲショウの白い葉を見る事ができました。
湿地に生えるドクダミ科の多年草で、穂のような花(穂花)が開花する時期に葉の一部が白くなります。夏至(今年は6月21日)から11日目の「半夏生」(7月2日頃)に開花することや、花の咲く頃に葉の一部が白くなり半分化粧(半化粧)したように見えることなどから名付けられました。今年は3.4月が暖かかったので2週間ほど早い開花となりました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA ハンゲショウ 2021年6月18日撮影
OLYMPUS DIGITAL CAMERA ハンゲショウの花穂 2021年6月18日撮影