【片瀬山の自然】江の島の魚 春の風物詩

「わかめ干し」「しらす水揚げ」  上村 文次

2月26日に片瀬漁港に江の島の海で獲れたわかめが水揚げされていました。
3月7日には漁港入り口の「島きちさん」の所でわかめ干ししているところを見ました。
3月12日には片瀬漁港に目の前の海で獲れたしらすが水揚げされていました。しらす漁は前日の11日に解禁されたばかりです。
湘南に春を告げる「わかめ干し」「しらす水揚げ」です。
〇湘南わかめの収穫
2月26日に「第一八でいとう丸」が収穫したわかめを水揚げしていました。実は江の島沖でわかめが養殖されており、「湘南わかめ」と言われています。11~12月頃に種付けを行い、2月下旬頃から収穫を行います。わかめは冷たい海水でしか育たないので冬の時期のみの養殖です。収穫量が少なく、なかなか売っている場所がありませんので、幻のわかめです。江の島で唯一の養殖漁業が「わかめの養殖」なのです。

収穫されたわかめ 2023.2.26 片瀬漁港
養殖ロープについたままのわかめです 2023.2.26
湯がいたわかめを干しています 2023.3.7片瀬漁港

天日干しされています 晴れていて風のある日は1日でいいそうです 後ろの見慣れたマンション群の前で風を受けてます 2023.3.7

〇しらす水揚げ
3月12日に「第五堀川丸」が江ノ島の目の前の海で漁獲したしらすが片瀬漁港に水揚げされていました。船内には獲ってきたばかりのしらすが積まれていました。しらす漁は前日(3月11日)に解禁されたばかりです。
しらす船びき網漁で収穫した生しらす及び加工品は「湘南しらす」と言われ、獲ってすぐに氷できっちり鮮度管理して、生産者自らが浜に戻ってすぐ、加工、直売するので鮮度抜群です。「湘南しらす」はかながわ名産品にも認定され、またグルメ番組などでも多く取り上げられ全国に知られる かながわのブランド になっています。

第五堀川丸船上で獲ってきたしらすを荷揚げするために箱に入れています。この後、すぐに岸壁(船)に横付けされたトラックに積まれ、加工場に運ばれて行きました。 2023.3.12 片瀬漁港
箱の中はこうなっている 2023.3.12片瀬漁港
ざるに入れた獲れたばかりの生しらす 2023.3.12片瀬漁港