ミズヒキ 金・銀・銅 上村文次
7月、川名清水谷戸でミズヒキ3種(キンミズヒキ・ギンミズヒキ・ミズヒキ)の花が咲いていました。
キンミズヒキの金色の花、ギンミズヒキの銀色の花、ミズヒキの赤い花がきれいです。今、東京オリンピックが行なわれており、毎日、メダルの話題で盛り上がっています。キンミズヒキの「金」、ギンミズヒキの「銀」、ミズヒキの「赤(銅)」がオリンピックのメダルの色のようです。ミズヒキ3種はオリンピックのメダル(金・銀・銅)を総なめにしています。
〇キンミズヒキ
山野に多い高さ30~80㎝の多年草。茎や葉に毛が多い。葉は5~9枚の小葉からなる。花は径6~11㎜の黄色の5弁花で細い花穂に多数つく。
〇ギンミズヒキ
ミズヒキの白花品種です。
〇ミズヒキ
山野の林のふちなどに多い多年草。高さは40~80㎝。葉は楕円形で長さ5~15㎝、先はとがる。両面に毛がある。花弁はなく、萼片は4個あり、卵形で赤く、下部は白い。花柱の先はかぎ状に曲がる。細い花穗を上から見ると赤く、下からは白く見えることから、紅白の水引(みずひき)にたとえて「ミズヒキ」と名付けられた。