2022年秋から初冬の富士の雪 武井篤夫
今年の富士の初冠雪は、甲府地方気象台の発表では10月2日で、例年より2日早いとのことでした。しかしその日の片瀬山から見た富士には雪を見ることはできませんでした。その後も富士に雪を見ることなく過ごしましたが10月25日、前日から続いた曇り空が少しずつ晴れてくると真っ白の富士の姿が現れました。この冬初めて見る雪でしたが、その後この雪は少しずつ融けてしまいました。
11月2日の朝、また富士の上半分にはっきりした雪を見ることができました。この雪も次第に融けて、次に雪が降ったのを見ることができたのは11月17日でした。そしてこのホームページの原稿を書いている今日(11月21日)は輝く雪を被った富士が見えています。 季節はいつの間にか進んで、風の強い日は落ち葉が道路を飛び交っています。落葉樹の葉が全て落ち、富士の雪がますます多くなる本格的な冬がもうそこまでやってきています。
雪がふっても暖かさですぐ融けてしまった雪も、秋から冬に近づくにつれ、少しずつ長持ちするようになり、同時に雪が降る間隔も狭くなりついには根雪になっていきます。