23年6月【片瀬山の自然】江の島の魚 春から初夏にかけて

春から初夏にかけての江の島の魚 上村 文次

5月14日に片瀬漁港で見た魚たちです。
●漁船「新将丸」が岸壁に横付けされ、その前で捕ってきた魚が売られていました。江の島の目の前で捕ってきた魚です。今が旬の魚などが見られます。活魚での直売です。
モンゴウイカ、モズクガニ、テングニシ、シマウシノシタ(ツルマキ)、クロウシノシタ、ヒラメ、アナゴ、黒バイ貝、クロダイなどです。
●続いて漁船「第五堀川丸」が漁獲したシコイワシが水揚げされていました。こちらも江の島の前で獲ったものです。
シコイワシ(カタクチイワシの若魚)はこの時期しか出回らない魚です。
〇モンゴウイカ

今(春から初夏)が旬のモンゴウイカです
2.3㎏もある立派のモンゴウイカです モンゴウイカは直売が始まるとすぐに売り切れてしまいました

〇モズクガニ

〇シマウシノシタ(別名ツルマキ)
今が旬(春から夏)の魚です。タンパク質の白身の魚でおいしいのですが、スーパーなどでは見かけることはほとんどありません。刺身やムニエルなどで食します。

シマウシノシタという名前の由来は牛の舌を思わせるような形の体で、横縞があるためといわれています

〇クロウシノシタ

シタビラメと呼ばれているものの一つがクロウシノシタです
お客さんの要望で魚(クロウシノシタ)を捌いています。殆どの人は買った魚を捌いてもらっています

〇ヒラメ

「白身の高級魚」として有名なヒラメです 上品な甘みがあり、くせがなく程よい白身独自の脂がのっています 刺身用に買っていく人が多いです

〇マゴチ
これからが旬の魚です。獲れる量が少なく、味もよいことから高級魚として扱われています。特に冬のヒラメに対して夏場のコチという感じで、夏場に珍重されています。

中央がマゴチです

次は江の島で獲れるめずらしい貝です。

〇テングニシ

漁獲量が少なく、産地以外ではなかなか見られないテングニシです

〇黒バイ貝

こちらも漁獲量が少ないので、スーパーなどでは殆ど見かけない黒バイ貝です

〇アナゴ

入れ物から飛び出すほど元気なアナゴです 江の島でたくさん獲れることを知っていますか

〇シコイワシ
ここから第五堀川丸です。シコイワシが水揚げされていました。この時期(春)しか獲れない魚です。

水揚げ前、漁船上(第五堀川丸)で獲ってきたシコイワシを箱に積めています   2023.5.14 片瀬漁港
水揚げされたシコイワシです