南風に乗ってやってきた南国の迷蝶 上村 文次
東南アジア、オーストラリア、アフリカ、南西諸島(日本)など、おもに熱帯、亜熱帯に分布するタテハチョウ科のアオタテハモドキを川名清水谷戸で7月29日に観察しました。その後、7月31日、8月2日にも観察することができました。
アオタテハモドキは、日本では「迷蝶」と呼ばれる蝶です。本来藤沢には生息していないが、海外などに産する蝶が台風や偏西風などに運ばれてきて、発生されたり、一時的に棲み着いたりすることがあります。こういう蝶のことを迷蝶と呼びます。
私は50年以上蝶を観察していますが今まで出くわしたことがありませんでした。見つけた時は目を疑いました。それも川名清水谷戸で見つけたことに大変驚きました。
アオタテハモドキが翅を広げた時(オス)の模様が黒色と鮮やかな青色が美しい南国感のある蝶でした。