旅する蝶が春に片瀬山で生まれるかも 上村 文次
1月28日に片瀬山内の花壇の片隅のキジョラン(アサギマダラの食草)の葉でアサギマダラの幼虫を3匹見つけました。キジョランの葉にはアサギマダラの円形の食痕があったので探したところ、葉裏から幼虫3匹が見つかりました。これらはいずれも若齢幼虫で、いずれも10㎜に満たなかったです。
アサギマダラの幼虫は黒字に小さな白色紋と大きな黄色の紋が連なり、頭部と尾にそれぞれ2本の角のような突起がありました。
アサギマダラの越冬幼虫は藤沢市では初めての記録です。この幼虫は昨年秋11月頃南下してきたアサギマダラがキジョランに産卵し、卵から孵化したものでしょう。若齢幼虫が冬の寒さを乗り越えて成長することを願っています。
片瀬山で冬にアサギマダラの幼虫がいたなんて、驚きました。
無事に育って羽化した片瀬山産アサギマダラが片瀬山に舞ってほしいです。
アサギマダラの生態については以前新林公園でアサギマダラが夏に孵化したのを観察してご紹介をしましたので、そちらをご覧ください。