【速報】街路樹植替え常緑ヤマボウシの植栽完了

常緑ヤマボウシがわずか一日で一斉に出現

数日前から植栽桝ごとにパイロンが並んでいたのですが、昨日7月3日に植栽作業が始まったと思ったら、あっという間に多くの植栽桝に常緑ヤマボウシが植えられました。片瀬中学前から富士スーパー近くまでの区間です。下の写真を見ていただけば、消火器の設置箱とくらべるととてもささやかな街路樹であることがわかります。以前の巨木のユリノキと比べてしまって、ささやか過ぎる感じもします。

片瀬中学横の「大坂」にて撮影 2025.7.3 ユリノキの伐採後、植栽桝も少し幅を狭めて歩道の舗装も補修された

経緯
昨年片瀬山への進入路いわゆる「大坂」の街路樹(ユリノキ)が大きくなりすぎたことを理由に事前通告がほとんどないままに一斉に伐採されて衝撃を与え、自治会及び住民に対する説明会が開催されました。(説明会レポ―ト記事
その後の扱いについて、市と片瀬山自治会協議会・新屋敷第一町内会の間で協議が行われ、新たに植栽する樹種として「常緑ヤマボウシ」を植栽することになり、今回に至ったわけです。普通植替えは春か秋の気候のよい時期に行うのですが、猛暑が始まったこの時期に大丈夫かとちょっと心配です。(心なしか樹木の葉もしおれ気味にみえますが・・)

常緑ヤマボウシとは
市からの提案の中でも「おすすめ」だった樹種です。「ヤマボウシ」は落葉樹なのですが、「常緑ヤマボウシ」は多少の落葉程度で越冬します。白い花が梅雨前に咲きます。今回植えられた樹の一部にはまだ白い花が咲いていました。

残っていた花 咲いてすぐはもっと白い
沢山花が残っている樹もある

ユリノキと異なり、あまり大きくはなりません。大きくなってもせいぜい5-6mの樹高程度と言われています。ですから、夏の暑い日に大坂を歩いて登ってくる時に、一息ついたユリノキのような木陰は期待できません。今年は梅雨前から暑かったので坂の途中ですっかりバテてしまいましたが、植栽後もあまりかわらないようです。

問題になった植栽間隔は?
市は今までの7.5m間隔の植栽を15m間隔に広げる方針です。大坂に入る道路や住宅・店舗からの見通しを理由にしています。それも一理あるのですが、今回の常緑ヤマボウシのささやかさ具合では、本当に15m間隔では大坂の通りに対してはさすがに寂しい気がします。そんなことから、一部自治会では間隔を7.5mにしてほしいという要望がありましたが、結局15mということになりました。今回の植栽では一部で7.5 m間隔、一部で15m間隔の所もあり、今一つよくわかりません。

ここから見える植栽桝の間隔は7.5m 伐採前のユリノキと伐採後に更新された常緑ヤマボウシが7.5m間隔で並ぶ所もあります

今後について
今回伐採されなかったユリノキが少し残っていますが、常緑ヤマボウシとのバランスが悪いので、今後伐採され常緑ヤマボウシに更新される予定です。毎年常緑ヤマボウシも剪定と下草刈りが予定されています。現在かわいい常緑ヤマボウシが元気よく大きくなってもらい、街路樹として存在感のあるものに一日も早くなって欲しいものだと思います。(Reported By S)