【報告】片瀬山三丁目夕涼み会ーその3 新しい試み2

防災展示 ❷災害時自治会が何をするのか?=皆が助け合って生きていく方法

前回に引き続いて夕涼み会での防災展示についてご紹介を続けます。

発災直後の安否確認(タオル等で確認など)もおこない、各戸が備蓄を用意して、なんとか生き延びることができたとします。(前回 その2
ただ、ライフライン途絶が続いている中、食料とトイレが確保できてもそれ以外にも様々な困難があります。特に持病をお持ちの方、高齢・子育て・障碍など様々な事情を抱える方々を自治会がどうサポートするかについては、具体的な議論は不足しています。今回は問題提起を行って、夕涼み会にいらした方のご意見やアイディアを聞く目的で、概略以下のようなプレゼンテーションを約10名くらいの皆さんに真剣に聞いていただき、活発なご意見を頂くことができました。
今回を最初の試みとして、より多くの方々に考えていただく場を設定したいと考えています。今回はどんなご意見が出たかをご報告しようとおもいます。
プレゼンテーションの概要

プレゼンテーションの表紙

在宅で避難する方が多いと予想されるが、多くの困難が予想される

「災害時に自治会が何をするのか?」を考えるために身近な「困難な立場の人」をイメージしてみよう
・まず身近な方のうちで、様々な困難を抱えた方がいませんか?
・在宅での避難は備蓄さえあれば慣れ親しんだ環境で暮らせるが、ライフラインが途絶した中では、やはり過酷な環境
・特に体調の悪化等が気づかれないことによる体調悪化が大きなリスクを生む(災害関連死は在宅避難の方にむしろ多い)

助ける側の人たちにも多くの制約があり、集まる情報や物資についての仕組み整備が必要
 そこで自治会は何をするのか?
・一方助ける側の人たち(10歳代後半~70歳台前半くらいまでの方?)の多くは平日昼間、不在になる可能性が高い。実際に片瀬山におられる皆さんに協力していただくしかない。
・東公園⇔片瀬中学避難所⇔市や県・支援組織 と情報が流れる。ここから支援物資やボランティアの派遣等が行われます。こうした組織間の仕組みの整備も必要。
・ここで自治会は何をするのか? を考えて、アイディアをください!


上記プレゼンテーションを受けて・・
2025.9.27 夕涼み会参加者の皆さんのご意見
集まった意見をまとめると、大別して3つにまとめられました。
・「そこに行けば助けが得られる場所としての機能」
・「(どんな時でも)確実にサポートできる機能」を準備すること
・「三丁目の外との関係・連携」に関すること
です。

ほんの30分ほどのプレゼンテーション+意見交換だったのですが、多くのご意見をいただきありがとうございました。感謝申し上げます。(Reported By S)