【行ってみた】藤沢駅小田急の新改札はどう変わったか?

「湘南の玄関」を意識した駅を目指している!?

1月24日小田急の橋上新改札口がOPEN
1980年にJRの改札橋上化が行われて以来実に45年ぶりの大きな変化と言えます。数十年来の利用者として、何がどう変わったのか、今回少し詳しくご報告してみたいと思います。
まず、2Fに新設された小田急橋上改札を南北自由通路側からみた所です。

写真➀ 小田急橋上改札を2F南北自由通路側から見た所 次の説明図下の赤矢印➀

今回供用開始したのは、藤沢駅全体の改良事業(藤沢市と小田急の共同事業)の初期部分で、下に示す事業概要図では、図の下のほう「赤色部」がそれです。小田急の2本のホームから2本の階段で上がれるようになり、2Fに改札8台が新設されて南北通路に出られるようになった、というものです。2027年3月に改札内を拡張してさらに2本の階段やエレベータが追加されます(同黄色部分)。上の写真➀は地図の赤矢印➀から見た写真です。

今回の工事は初期段階のもので、小田急ホームからの通路やエレベータは来年3月に拡充される予定(黄色)
藤沢市記者発表資料より

改良の狙い:動線の交差をなくす
従来はJR⇔小田急の乗換は上の〈着手前〉青線で示されるように1階の小田急改札との間をつなぐ広い階段(青点線部分)を通って行き来していました。このため、南北通路を行き来する人(というより私の実感では南口とJRの間を行き来するために同じ階段を通る人)との動線が交差して、人流が停滞しやすくなっていました。今回上図の下の青線のように、青線と赤線が分離されて、JR⇔小田急の乗換がスムースになりました。
この青線の人流が通る場所が下記の写真②です。

写真②JR⇔小田急の乗換メインの通路を小田急改札側から見た所 説明図の赤矢印②

通勤客が集中する時間ではちょっと狭いのでは?とも思いますが、ホーム西に、JR⇔小田急乗換専用階段があり、元々そこを利用する人が多いので、何とかなると思います。
観光客にとってのわかりやすさ:玄関の役割が大きい
一方、観光客の方は駅に降りたら、JR、小田急、南口の江ノ電が同じ2Fフロアで乗換できることになりました。今までは小田急は1階に降りなければならなかったのに比べて、一目でわかるようになりました。これは「湘南の玄関」としての駅としてとても大事だと思います。今回の駅の改修の効果は、通勤通学の動線云々より、こちらが大きいのではないかと私は思います。
従来の南北通路と今まで南口とJR改札を結んでいた広い階段はこれまで通りです。

2Fの南北通路
2Fの南北通路・JR改札⇔南口をつなぐ階段

では、今まで多くの方が利用していた小田急南口改札付近はどうなったのでしょうか?

南口1F券売機たった2台
南口1F改札改札は大幅に縮小

小田急南口改札は大幅縮小
券売機はたったの2台、改札は4台と激減しています。(以前は12台)。狭くなった残り部分は工事フェンスの向こう側になってしまいました。南口方面に直接出入りする人も多いので、通勤通学時間に混雑しないか心配です。

小田急ホームから2F改札に向けて階段を上るときは・・
さきほどは2Fの通路側から改札を見てみましたが、今度は逆から行ってみましょう。ホームに幅の広い階段がドーンと新設されました。下から見たのが⑦、階段を上って改札に近づいた写真が⑧です。この後さらに階段はホームに2か所増設される予定で、ただでさえ幅が狭くて短めの小田急ホームに3つの階段ができると、急いでバスに乗ろうとする人が1F南口改札まで順調にたどりつけるのか心配になります。

写真⑦小田急ホームから橋上改札に向かう広い階段
写真⑧橋上改札の内側から見たところ
再掲載 小田急ホーム側から見た写真⑦と⑧の撮影場所

乗降・乗換以外で気になることバリアフリー
一番気になったのがバリアフリーの点です。
小田急の改札が橋上化したのに、実は現時点でエスカレーターやエレベーターがありません。これはかなり致命的です。エレベーターは来年2027年3月になるとのことです。一度1階改札から外に出て、以前からある南口エレベータを使わなければいけません。

もっと問題なのは、知らずに小田急2F改札から入って、エレベータ・エスカレータが無いことに気づくと、ホームに降りる手段がないことです。これはまずいと小田急さんも思ったらしく、2F改札の横に次の写真のような巨大掲示が出ており、さらに音声案内が常時流れています。気づいてくれればよいのですが・・・
外国語表示・音声は出ていませんので、大きなスーツケースを持っている外国人観光客は知らないで改札に入って、途方に暮れると思います。

改札抜けたらエレベーターがありません という日本語のみの掲示

そして、近くにある唯一の南口のエレベータ(従来設置のもの)は以前から混みあっていますが、一層混みあっているように見えましたが、来年3月までこのままでいくしかないのでしょうか。

南口唯一のエレベータは常時混雑
1,2回の見送りは当たり前

西側のJR⇔小田急乗換専用階段は今年3月14日から交通系ICカード専用改札口に
ホーム内に上記貼り紙がしてありました。
橋上改札を通らない専用階段は通勤・通学客向けに特化の方向であることがわかります。

今後はどうなる予定?
さきほどの事業概要図は小田急のカバーする範囲が主に書かれていました。実は南口側に藤沢市の担当として新駅舎ビルが予定されています。そこまで含んだ図が下記です。これは2028年3月開業の予定です。

来年3月の小田急ホーム上の工事完成のあとさらに再来年3月に南口に新駅舎ビルを予定 南口交番、小田急トラベル、公衆トイレだった場所等をカバーし、そこでエレベーターも増設される予定 藤沢市記者発表資料より

この新駅舎ビルには、観光案内施設がリニューアルOPENの予定です。全体としては、湘南の玄関としての役割を期待されていると思います。その割には、もう少し何とかならないのかな という気がしますが、これからの日本の経済状況を考えれば、箱物よりも文化・ソフトの充実が重要とも思いますので、これくらいでよいのかもしれません。
まとめ
通勤通学客にとって
 JR⇔小田急の乗換及び北口⇔小田急の乗降 動線分離で◎
 北口⇔JRの乗降、南口⇔小田急の乗降(改札減った▼)
 南口⇔JRの乗降(JR乗換減少分やや〇)
 南北通路の通行 動線分離で歩きやすくなった〇
観光客にとって
 湘南の玄関口としてとても分かりやすくなった
  乗換や観光案内(2年後)等が同一平面(2F)で可能
しかしここ1年は問題バリアフリーとして欠陥
(Reported By S)
 

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