冬~春 片瀬山の鳥 上村文次
今回は冬~早春に片瀬山で見られる野鳥について観察記録です。
庭で見られた鳥
2月中旬自宅の庭で見られた鳥を観察しました。
スズメ:寒さ対策して大きくなっている
この時期のスズメは寒さを防ぐためにしっかりと羽をふくらませて丸くなっています。見たスズメもふっくらとしていました。
スズメは鳥の大きさを比べるときの基準とされており別名「ものさし鳥」とも呼ばれています。例えばシジュウカラはスズメ大の鳥です。
シジュウカラ:冬は食糧難
シジュウカラは短命(1.5~2年)です。冬の間に餌が取れなくて、生き延びられないシジュウカラが多くいると言われています。シジュウカラは胸から腹にかけてネクタイのように黒い帯があるため別名「ネクタイ鳥」とも呼ばれています。
メジロ:梅にメジロ
梅の花には蜜を求めてよくメジロが群がります。メジロは梅の花に映える可愛い鳥です。メジロの食性は雑食ですが、花の蜜などが大好物で、「花吸い」(ハナスイ)と鹿児島県では呼ばれています。
富士見坂で見られた鳥
2月下旬富士見坂で冬鳥2種類(ツグミ・ジョウビタキ)、留鳥9種類(ムクドリ・ヒヨドリ・ハクセキレイ、ハシブトカラス、スズメ、キジバト、シジュウカラ、カワラヒワ、トビ)の11種類の野鳥を見ることができました。観察したのは7:30~8:30です。
冬鳥 秋に来て冬を越し、春に去る渡り鳥のことです。
冬鳥のツグミとジョウビタキはシベリアなどから片瀬山に飛来してきた渡り鳥で、冬しか会う事ができません。
ツグミは富士見坂を歩いては立ち止まり、胸をそらしては静止していました。
ジョウビタキはおじぎするような体勢で、尾羽を上下に振りながら鳴いていました。
留鳥 一年を通してほぼ同じ地域に生息している鳥のことです。
ウグイスの初鳴き
2月19日に富士見坂近く(仮称ウグイスの森←勝手に命名しました)でウグイスが鳴いていました。今年初めて聞きました。朝7時頃のことです。以降毎日鳴き声が聞こえてきます。