チダケサシの花 上村文次
少し前の事になりますが、7月15日に広町緑地でチダケサシが見頃になっていました。
広町緑地内の畑近くのやや湿った林縁で咲いていました。花茎の先に淡紅色かほとんど白色の小さい花を多数つけていました。高さは1mほどある長い花茎、花弁は線状ヘラ形でしばしば縮れています。
和名はチダケ(乳茸)という食用のキノコを、この茎に刺して持ち帰ったところから、「チダケサシ」の名がついたと言います。片瀬山周辺ではここ一カ所でしか見られない希少な植物です。
編集部注)日本のチダケサシはだんだん希少種になっているようです。
チダケサシ レッドデータ検索
園芸種のアスチルベ とは同じ属にあたり、近い親戚なので交雑をおこします。