ニシキギ・ラクウショウ・メタセコイアの紅葉 上村文次
ニシキギ・ラクウショウ・メタセコイアをご存じですか?
11月末にかけてこれらの紅葉がきれいでした。ニシキギは世界三大紅葉樹になっています。また、紅葉の美しさを「錦」に例えて「錦木」と命名されたそうです。
〇ニシキギの紅葉
広町緑地の管理棟横にあります。ニシキギはニシキギ科の落葉低木です。丘陵や山野に自生していますが、秋の紅葉を楽しむため、庭木としてもよく植えられています。
紅葉が見事でニッサ、スズランノキと共に世界三大紅葉樹に数えられています。 別名としての「カミソリノキ」(剃刀の木)は枝の形がカミソリのように見えるのが名前の由来になっています。
〇ラクウショウの紅葉
新林公園の湿地、木道手前の池の脇にあります。樹高50mを超える大木に成長する北アメリカ原産の落葉針葉樹です。ヒノキ科ヌマスギ属です。
別名「ヌマスギ」と呼ばれるように沼地で生育できること、老樹になると気根(呼吸根)を生やすことなどが特徴になっています。葉は鳥の羽根のような形をしています。この羽根のような形の葉っぱから「落羽松(ラクウショウ)という名前が付けられました。メタセコイアに似ているので、メタセコイアによく間違えられます。
〇メタセコイアの紅葉
広町緑地の御所川沿いに2本あります。大木に成長する中国原産の落葉針葉樹です。ヒノキ科メタセコイア属です。関西地方の第三紀層から化石が見つかったことから、メタセコイアは「生きた化石」と言われています。茶褐色に紅葉していました。