【はじまりを探して】富士見坂をいつまでも美しく-その1

皆が気持ちよく歩けるように富士見坂を整備している人たち

片瀬山の富士見坂は四季を感じながら景色や花々を楽しむことのできる、短いながらも素敵な散歩道です。命名の経緯等については前回の記事に記した通りですが、ここが有名になる前から、整備・清掃などをしている地元有志の会があることはあまり知られていません。
今回はその活動をご紹介します。
桜が美しい石だたみの坂道 ほおっておくと・・
次の写真は昨年2025年4月初め、桜の季節のはじめの頃に撮影した富士見坂の写真です。

坂の下から上を見た写真 坂の上の方が咲いています。坂の上から時期をずらして少しずつ下の方に異なる桜が咲いていき、坂の一番下の八重桜で桜の季節が終了するようになっています。2025年4月撮影


石だたみの中央に水が流れる中央溝があり、横斜面の緑地部分には桜やその他の花木、緑地下には蓋付の排水溝があります。実は、中央溝や排水溝付近は土がたまりやすくあっという間に草が生えてしまいます。また横斜面の緑地部分は夏を過ぎると、背の高い草木が生い茂ってしまいます。秋は石だたみの道も落ち葉で埋まり、時々はゴミも落ちています。4丁目から5丁目に降りていく所にこうした石だたみの道が250mの長さに渡って続きます。
緑地部分が草木が茂ってしまうとこんな感じになります。

Before ひと夏すぎるとこうなる 緑地から繁茂した草が石だたみ道にあふれかかっている 2025年12月撮影


桜と石だたみを愛する会」が十数年にわたり清掃・整備をおこなってきた
そんな中、個人として少しずつ、時には集まって、清掃・草取り・剪定・・等を行っているのが、「桜と石だたみを愛する会」の皆さんです。今回その活動を取材させていただきました。

メンバーは富士見坂の近くに住む有志の方々です。やっておられることは、
①ごみを拾う(毎日の散歩にて)
②斜面緑地
草取り・除草・樹木の剪定/伐採・草花の手入れ(年2回程度)、蔦や葛の除去
③石だたみ道
草取り・除草(年3~4回)、落ち葉はき(秋に週2~3回)
④周辺の道路・階段 清掃・除雪(適宜)
⑤雨水桝の掃除泥の排出
⑥ベンチの塗装  などです。

Before 中央の溝に生えた草と落ち葉2025年12月 

みんなでやらないと大変な状態になると集まって作業します。次の写真は昨年末にご家族連れで作業してくださった方の様子です。

After 2025年12月 中央の溝の草取り、排水溝や桝の清掃の様子

冬場になると、桜の生育の邪魔にならないように雑木の剪定などもおこないます。雑木の枝はまとめておき市に処理をお願いできます。この時は協力しての作業となりました。

After 緑地の雑木の剪定で桜のひこばえが見つかった
After 緑地の剪定で出てきた協力して枝葉をまとめる

こうした活動によって、石だたみの道はすっかりきれいな姿でお正月を迎えることができました。緑地部分には小さな看板が立っていて、この会の活動範囲であることがわかります。

After 中央の溝は丁寧に草が除去されました。根が石の周りにこびりつき、とても大変な作業でした。さらに破損個所はモルタルで穴をふさいだりします

この、桜と石だたみを愛する会 は美化ネットふじさわ という市の活動団体として清掃道具・剪定工具などの支給を藤沢市から受けています
After 静かな石だたみの道にもどりました すっきり!

石だたみ道の崖側の広大な面積の草刈り・除草については藤沢市の道路維持課が年2回おこなってくれています。
こうしたいくつかの活動が、富士見坂の景観を守っています。最近は有名になって訪れる方も増えていますが、有名になる前からこの地に思いを持って整備している方たちを知っていただきたいと思います。

次回はこの会が発足した頃の経緯についてご紹介します。

この斜面の左側が石だたみの道 5丁目側は広大な草地があるが、ここは危険なので夏の草刈りは藤沢市がやってくれる