身の上はさまざまだけど仲良しの5匹です
1才から17才までのラブラドールレトリーバー5頭飼いです。
寝たきりになってしまった介護犬もいて犬たちの世話に明け暮れていますが、犬たちに囲まれて暮らすのが夢でした。少しワケありの子たちで、ご紹介が長くなりがちですが本当にみんなかけがえのない子たちで、大切な家族です。
◆長男 スポット17歳
介助犬の協会で候補生として生まれたけど、縁あって5才の時うちの子になりました。
その時は酷いアレルギー皮膚炎で掻きむしり、毛は抜け落ち血だらけでした。治療を受けながら3日に一回のシャンプーを何年も続けました。痒みで寝られない日が続いてもいつも穏やかな顔をしているスポットでした。晩年になって体質改善することができ、長い間闘ってきた痒みからやっと解放されました。
◆長女 らら 10歳
表情豊かで笑う犬、ららはコーナンのペットショップ出身です。お店で売れ残っているのが不憫で耐えられなくなり迎えた子です。やんちゃ過ぎて家を破壊する勢いで、しつけにとても苦労しました。今はすっかり落ち着き人間の言葉をよく理解しています。とても賢く我が家のリーダーのようです。
◆二男ウェーバー 12歳
盲導犬の協会から不適格になったということで、4歳の時託されました。難しいケースで、お留守番が苦手ということでした。普段は大人しいのですが、お留守番の予感がするだけでパニックになり、家の中の物をめちゃくちゃに荒らしたり食いちぎったり、心臓がバクバクしてしまうのでした。少しずつ落ち着き、今では信頼度No. 1 。(食いしん坊もNo. 1。)
◆二女 ナツ 3歳
介助犬の協会で生まれた時、ナツは両性を持って生まれ、手術して女の子になりました。左後ろ脚の股関節が完全に脱臼しているというハンディがあります。縁があって1才の時うちの子に。今ではハンディは忘れるほど無類のボール好き。運動神経No. 1、いたずらっ子もNo. 1。
◆三女 ハナ 1歳
ハナは保護犬です。生後3週くらいでまだ歯も生えていない時捨てられ、茨城県で捕獲されました。脚がなかったから捨てられたのでしょうか。左脚と右足指が欠損しています。こういう子は飼い手がつかないからと殺処分に回されるところ、運よく生き延び、縁があって9か月の時うちの子に。ハナはおっとりマイペースでとてもきれいな眼をしています。
老犬をカートに乗せてお散歩していると、よく「どうしたの?」「大変ね」「頑張って」と声をかけてくださいます。犬連れでいろいろな場所へ出かけますが、この地域の方々は特別です。心の豊かさが感じられていつもうれしくなります。