【サークル紹介】片瀬山気功教室ご紹介

今回は片瀬山市民の家で開かれている気功教室について、生徒の方にご紹介文を寄稿していただきました。

気功教室をのぞいてみると…
気功教室は26年前に、片瀬山1丁目住民が中心となって毎週土曜に始まりました。そのうち火曜日の教室も出来て、現在ではどちらの教室も猪俣先生を中心にワイワイ楽しくやっています。
 1時間半のレッスンは、前半がストレッチや体幹を鍛える準備運動、そして後半に気功の功法を教わります。全くの初心者でも、丁寧に教えてもらえますので大丈夫ですよ。
功法は、一つ一つの動きが身体のどこに効くのか、またツボや経絡を日常的に刺激する方法を納得できるまで教わり、ある程度動けるようになったら、音楽に乗って一連の功法を行います。
 とにかく、猪俣先生が素晴らしい方で、ときにユーモアを交えながら優しく指導してくださるので、終始なごやかに、あっという間に時がたちます。生徒は片瀬山を中心に、片瀬や鎌倉からも通っていますが、みな、気の置けない人ばかりで、レッスン合間のおしゃべりも楽しみの一つです。もちろん、コロナ禍の今年はマスク、消毒など感染防止にも気を遣っていますし、人数の多い火曜日クラスは2つに分けて行っています。

コロナ禍の為、火曜日クラスを2つに分けているので、4、5名ずつの練習になっています

 唯一の悩みは、生徒の高齢化。あまり若い方が入ってこられないのです。「私は気功をやっています。」こう話すと、たいてい「気功って?」「太極拳みたいなもの?」と訊かれます。若い方にはヨガが人気ですが、哀しいことに、気功は太極拳やヨガほど知られていないんですね。基本は、同じですよ~、同じ人間の身体のことですからね。

気功教室の良いところは?
皆さんに聞いてみました。
・気功は動きがゆっくりなので、歳をとってもできるところが良いですね。それに、体調に合わせて動きを調節できるので、自分のペースで練習できます。
・テレビで健康法などを見ていると、たいてい「あ、これ、気功教室でやっている!」というものが多いんですよ。自宅だと三日坊主になってしまいますが、こうして毎週集まることで、自然に続けられるのが有難いです。
・ここに来ておしゃべりしたり、ときに声を出して笑うことも、とても体のために良いと思います。(笑いは免疫力を高める、というのが猪俣先生の持論です。)
・気功って難しいのかと思っていましたが、猪俣先生は、生徒のレベルに合わせて丁寧に指導してくださるので、楽しいです。初心者で入会しても、「他の人が指導されていることを見るのはみんなの勉強になるのよ」と仰って一から指導してくださるので、安心して通うことができました。
・そういえば、気功教室には二重あごの人は居ませんね。日常生活ではあまりやらない動きをすることで、衰えがちな筋肉なども自然に鍛えられるんでしょうね。
・私は気功を始めてから、肩こりが気にならなくなりました。また、昔はおしりを突きだしていわゆるアヒル歩きをしていたのですが、気功を続けているうちにいつの間にか歩く姿勢が良くなりました。

体幹トレーニングです。プランクなど腹筋を鍛えるトレーニングもします

そもそも気功って、なあに?
気功は中国で発達した健康運動法です。中国の公園でお年寄りがゆったり動いている太極拳をイメージしていただけると、動きは少し似ています。ただ太極拳は拳法ですから元は闘うための動きですが、気功は常に体内の「氣」の流れを意識して行ないます。
*「氣」
宇宙にも私たちの体にもあまねく偏在していて、すべてを生かすエネルギー、それが「氣」です。鍼灸で、「経絡」「ツボ」という言葉を聞いたことがあると思いますが、体内の氣の流れが経絡で、経絡上の重要なポイントがツボです。
色々な動きを行うことでツボを刺激し、体の調子を整える、それが気功の目的です。
気功の流派は2700以上ともいわれますが、片瀬山教室では、中国政府が公認している4つの流派の内のひとつ「導引養生功」を教わっています。

*「氣」と「気」の文字について
「氣」の中は米、四方八方への広がりを意味します。
「気」は〆、封じ込めることを意味します。
「气」は、水蒸気、雲、息、という意味があります。
自身のエネルギーを大きく広げる、という意味で、片瀬山教室は「氣」の文字を使っています。

「導引養生功」とは…
「導引養生功」は北京体育大学名誉教授・張廣徳老師の創られた気功です。
中国医学を根底に、古代から伝わる様々な健身方法に西洋医学の理論も加え、ご自身の闘病の体験から創編された気功です。
「導引養生功」の
 導引とは、身体の氣の流れ道である経絡に沿って体を動かすことで、
 養生とは、心の安静を保つことで免疫力をあげることです。
 心身両面から自分の身体にアプローチして潜在能力を引き出し、身体と心を壮健にするのが「導引養生功」です。

その張廣徳老師の第一代弟子の一人である高橋順重子先生が始められた「導引養生功東風会」の本部が東京にあり、片瀬山教室はその東風会に所属しています。

2018年東風会表演会 養生太極棒の表演
2018年東風会表演会にて

導引養生功には身体全体に効く「導引保健功」、心血管系に良い「舒心平血功」、肺系に効く「益気養肺功」、肝・胆に良い「舒肝利胆功」、胃腸を整える「和胃健脾功」など、30以上の功法があります。
 1つの功法は8つの型で構成され、流れるような動きがあり、1つ1つが身体に効くものです。ご興味のある方はインターネットで検索してみてください。動画も沢山出ていますので、どんな動きかお分かりいただけると思います
 また、太極拳により近い武術的な功法としては、太極扇・太極剣・太極棒・太極掌・太極功などがあります。片瀬山のメンバーの中には、個人でも団体でも扇・剣を表演できる実力者・有段者がいます。特に太極棒は数年間学び、いつの間にか片瀬山教室全員で揃って表演できるところまで来ています。武術的でありながら優雅さもあるのが太極棒です。

猪俣先生と教室のご紹介
猪俣達子先生
導引養生功の功法指導者 4段
北京体育大学で隔年開催の「国際導引養生功大会」において、個人の「養生太極剣」で金賞、「養生太極扇」で銀賞、団体の「養生太極棒」で金賞など、入賞多数。

猪俣達子先生の養生太極剣

指導教室
片瀬山市民の家
 片瀬山気功の会  毎週土曜 27年目
 片瀬山気功クラブ 毎週火曜 24年目
片瀬公民館
 片瀬しおさい気功 毎週木曜 
(のぐち江ノ島クリニックにて6年間の指導ののち、コロナ禍で三密を避け、今年9月に錬功場所を移動し、生徒主導のクラスとして再出発)
会 費
 1か月2,500円

行事&会報等
・年1回東風会所属の全教室による表演会
・野外気功
・「東風会たより」「東風会事務局通信」が不定期に配布されます。

見学・体験入会希望者、歓迎します。練功体験は2回目まで、無料です。
お問合せは、猪俣達子(☎0466-27-3070)まで、お気軽にどうぞ。

日常生活でできる簡単な気功……試してみませんか?

カカト落とし  八段錦より

カカト落とし

・まっすぐ立ち、カカトを上げます。このとき、図のように百会(頭頂)・会陰・湧泉(足裏の中心、土踏まずより少し上)をまっすぐ一直線につなぎ、身体を前後左右に傾けないよう意識しましょう。
・ふらつく方は、どこかにつかまっても構いません。
・次にカカトを、トンと落とします。このとき身体の力を抜いて、全身を震わせます。
・これを1日7回繰り返すことで、免疫力をアップし、多くの病を癒します。
・骨の強化にも良いです。
・カカトを落とすとき、強くなりすぎないように。フローリングやじゅうたんが適当で、コンクリートでは固すぎるので注意してください。
・台所で洗い物や皮むきをしながら…、あるいは洗面所で化粧水などを塗りながら…どこでもできますので、やってみてください。

甩手(スワイショウ)  手振り

   前後振り        横振り

・両足を肩幅に開いて、腰を落とし、膝を軽く曲げて立ちます。このとき、足先をハの字に開かず、足先は平行にしてください。これが気功の基本の立ち方です。
・全身の力を抜いて、腕を振りましょう。
・横振りは腰から回し、腕の力を抜いて、でんでん太鼓のように腕が身体に巻き付くように振ります
・首・肩周辺の血流が良くなり、よく眠れます
・就寝前 5~20分おこないます。 

寄稿【片瀬山気功教室 生徒 岡本由美子】