【いいね!ご紹介】勝たせ山駅と合格祈願キャンペーン-その2

前回に続いて湘南モノレールの広報課長の花香(はなか)さんに2017年から始めた合格祈願キャンペーン全体についてご紹介いただきました。

前回もお話ししたように「きちんとまじめにやろう」という合格祈願キャンペーンですからまずは大船駅に「合格祈願神社」を作りました。「落ちない」ことにちなんで、モノレールの懸垂型車両を27年間支えてきたボルトを「ご神体」におまつりしています。合格祈願祭を開催して江島神社の神職をお招きし、合格祈願グッズと併せて、お祓いしていただいてます。今年はそれがコロナで開催できなくて、こちらから江島神社に出向いて祈願をおこないました。

大船駅ホーム(降車側)にある「合格祈願神社」真ん中にあるのがご神体のボルト 例年11月から設置される

合格祈願グッズは色々用意しました。もちろん「勝たせ山」関連グッズは重要ですがその他にもいろいろ用意します。たいていすぐ売り切れます。各種提携サービスもあります。さらに車体ヘッドマークや車体ラッピングもやりました。
今年はコロナの影響で、ハロウィンでみんな集まって楽しむ という事ができなくなり、家族でできる「合格祈願」というのは、うまく合っているかなと思います。

ご神体の由来(縁起)が書かれている 周りはお参りした人たちがお願いを記した付箋
合格祈願・受験生応援キャンペーン全体が書かれたPRポスター

私はもともと鉄道系の広告会社に勤務していて、そこでいろいろな仕事を経験して、この会社に入り今の仕事に就いたわけです。普通は鉄道の職場から広報担当になるのが普通ですが、私のような経歴だと多少鉄道に関係があるものの鉄道の仕組み自体はほとんど知りませんでした。かえって客観的にみられるのがよいのかもしれないですね。そして社員120名という小さな会社なので、会社全体の動きからいろいろな部署の細かい工夫や苦労の様子までもよく見えるわけです。それらをうまく社外の方に伝えられればと思っています。この春に50周年の社史を発行する予定ですからご興味のある方はぜひお買い求め下さい。

取材を終えて:「勝たせ山」という駅名から始まった合格応援キャンペーンで、コロナに負けずに受験生の皆さんがその力を出し切れることを願うばかりです。湘南モノレールが地域に根差して活動を進めているのが分かったのもとてもよかったです。花香さんと湘南モノレールの皆さんありがとうございます。


(Reported By S&W)