【やってみました】保護猫 ホヤとウニとの生活-その1

保護猫二匹との楽しい生活

私(編集長)の家に二匹の保護猫を引き取ったのは一昨年2019年の初夏の事です。コロナの日々でどんなに癒されたか、準備から受け入れまで、猫との生活、そして保護猫団体の皆さんの奮闘等をつづってみます。まずは主人公である猫たちのご紹介から。

なまえ ホヤ ♂ 2019年6月 生後9か月の頃、ここに来た。右耳に切れ目があるのは保護する前に去勢手術したから(さくら耳)
なまえ ウニ  2019年7月 生後4か月の頃ここに来た 来てから不妊手術をしたのでさくら耳ではない

ホヤの生い立ち 秋に生まれ、母親と兄弟たちと屋外で冬を迎えました。見かねた猫好きのおじさんが兄弟たちに餌を与えてくれてなんとか冬を越し、春になって連絡を受けた保護団体が子猫たちを保護しましたが、母親は抵抗して保護できなかったそうです。

保護された頃ホヤ 生後7か月頃 後ろにいるのは兄弟 おじさん(横にいる人)はいい人で大好きだった

ウニの生い立ち 生まれてすぐに屋外で見つかり、兄弟たちと一緒に保護団体に保護されました。母親の行方は不明です。

里親募集のインスタグラムに掲載された頃のウニ 兄弟3匹で掲載されていた。生後2-3か月の頃


二匹がやってきた経緯
息子が家を離れて寂しくなり、動物を飼いたいねという話をしていました。犬の寿命である十数年後の毎日の散歩は大変そうだし、家の中だけで飼える猫にしようという事になりました。ちょうどその頃NHKで保護猫を引き取った家族の番組をやっていて、そこで猫との生活のイメージもわかり、保護猫を引き取ろうと決め、鎌倉の猫カフェに行ったり、本を買ったりして準備しました。県内自治体が開催する譲渡会で保護団体の方と知り合い、初めて飼うならと、人なつこいオスの子猫を勧められたのです。1匹よりは2匹で飼った方が猫のためにも良いので、1か月後にメスの子猫を引き取りました。食べ物の名前をつける方が多いのですが、うちでは海底の生き物にしようと、オスにホヤ、メスにウニという名前をつけました。

キッチンを見張っている二匹 カウンターには入れないようにネットが張ってある。

性格が全く違う2匹
ホヤは人にくっついているのが好きで、すぐだっこをせがみます。「まるで犬みたい」(旅行の時にお世話になる猫シッターさんの弁)な性格です。ぼ~っとしていて、誰が来ても近寄っていきます。子供の頃の飢餓感の影響か、食べ物に対する執着心が強いです。また幼い頃は脱走性向が強く、そのため部屋の入口ドアはネットを張った扉を追加して自作しました。

一方で、ウニは「女王様気質」で、冒険心に富み強気で頭が良く、人間が「ここに入られたら困る」と思う場所にどんどん進出します。そのくせ怖がりで、知らない人が嫌いで玄関のピンポンの音であっという間に隠れてしまいます。こんなに個性が異なるのか!というのがとても面白いです。

ウニ 高い所が好きなので梁の上もどんどん歩きます。鳥の模型は天井からつるしてあるもの

猫に合わせた1日の生活サイクル
うちの猫たちは規則正しい食事をして(これは猫としては珍しい)、食事時間(朝昼晩+おやつ+夜食)の30分くらい前から「ごはん頂戴」のニャーをくり返してせがみます。はっきり言ってうるさいです。おかげで人間もそれに合わせて生活するようになりました。

コロナで出られない中、癒されてます
とはいえ、毎日のちょっとしたしぐさがいちいちかわいくて、コロナで外出ができない今、猫の世話をし、猫と遊び、猫のいたずらの片づけをする日々は大変ですが、どれだけ心を豊かにしているかを思うと、ありがたい事だと思います。保護団体の皆さんから頂いたご縁を感謝するものです。

ホヤ:テレビを見ながら(左手にリモコン)寝ちゃったみたい 
ウニ:窓から外を見るのが大好き

次回は彼らが色々やらかしてくれる事と保護団体のお仕事・役割・コロナの影響についてです。