色々やってくれるけど、大事な家族・・コロナで保護猫団体の皆さんは大変
二匹がやってきて1年8か月近くたちました。すっかりなじんでそれぞれの性格で色々やってくれます。
「インテリア」はあきらめるしかない
狼藉の数々は枚挙にいとまがありません。棚の上のモノは落とされる事を前提に置かなければなりません。引っ掛かりのある生地などは爪とぎの餌食になりボロボロになります。
何もかも食べられてしまう
ウールはかじられるのでそこらに脱いでおけません。
キッチンへの侵入を常に狙っており、間仕切りのネットに手を突っ込んで、届く所に置いた食物はやられます。キッチンカウンターにはラインを引いて注意してますが、油断するとたちまちです。
だから食事の時は猫はケージに閉じ込めます。キッチンは侵入されないように、ネットとネット付ドアで仕切っています。高い天井の一室空間の部屋だったのですが・・。寝室やロフトとの間も同様の自作アルミフレーム+ネットでの間仕切りで、家中ネットだらけになってしまいました。
他の家の猫はそこまでやらなくてもよいらしいのですが、ホヤの食べ物に対する執着が異常に強く、「しつけ」ではどうにもなりませんでした。子猫の時の飢餓感がそうさせたのでしょうが、不憫です。猫の性格によってそれぞれの大変さがあるのでしょう。
飼い主のやる事を邪魔するのが仕事? でもかわいいので許してしまう
我々が何かに集中している様子だと、邪魔しに来ます。新聞、PC、書類記入・・ただ、いたずらを含めて何をしてもかわいいので、仕方ありません。テレビ会議の常連になっていますが、もう皆さん慣れてしまいました。
保護猫団体にお世話になりました
この2匹と「初めて猫を飼う」私たちが暮らせるようになったのは、屋外で生まれてしまった子猫たちを保護して里親に引き取ってもらうまでの間をサポートする「保護猫団体」と言われる方々の献身的なサポートがあったからです。
こうした保護猫団体のボランティア活動が実を結んで、神奈川県では県の動物愛護センターでの殺処分ゼロが実現するようになりました。団体の皆さんの活動は「不幸な猫を増やさない」という強い思いに支えられています。(→かつての悲しい実態等)
保護猫団体が行っている活動
・保護した子猫を里親に渡すまで世話する
生まれたてなら乳を飲ませ離乳させます。さらに病気やケガのチェック、予防注射、トイレのしつけをして、人間に慣れるように愛情をもって世話します。実際、トイレのしつけは完璧で、ホヤもウニもトイレ(3か所)以外での粗相は一度もありません。
そして譲渡会で里親希望者が「その猫を最後まで飼える人か」を確認します。60歳を超えると、里親希望者に制限がつきます。私たちのお世話になった会では家庭訪問での環境確認がありました。
これら審査をパスした方と、トライアルと言われる「お見合い期間」を設けて、猫との相性を確認し、それでOKとなって初めて、正式に引き渡しとなります。
飼い方のアドバイスや「猫の住環境」の指導等のサポートもして頂きました。また飼い始めてからの、体調が悪そうな時の相談等、様々な相談に乗って頂きました。こうした活動については、里親はそれまでの医療費や育てるための餌代程度の実費をお支払いするだけで、活動自体についてはほとんど無報酬であり、本当に頭が下がるものでした。またこうした団体は野良猫の不妊手術を行う活動もしています。
コロナで新たな危機が
今回この記事を書くにあたって、お世話になった保護団体の方に聞きました。
感染拡大防止のために、譲渡会ができなくなったのに、子猫はどんどん生まれてしまうので、本当に困っているそうです。今は一部の猫カフェを通じた譲渡、ネットでの譲渡会ができる一部団体で子猫を受け入れているけど、どの団体も本当に困っています。記事にして頂きありがたいけれど、ここしばらくは、里親希望の方は猫カフェ(例えば鎌倉の猫見亭)と県の動物愛護センター経由での譲渡会にアクセスしていただくしかありません との事でした。
コロナが早く終息して、譲渡会が開かれるようになり、それへ向けて子猫の保護が一日も早く再開できるようになることを祈るばかりです。(Reported By S)