変わる景色 武井篤夫
ここ片瀬山住宅団地は開発が始まってから50年が経ち、すっかり住宅地として定着しました。
開発の初期に住居を構えられた方たちも、歳を重ね、世代交代が進んでいます。見慣れた街並みのあちこちで建て替えも行われ、日ごとに景色が変わっています。同じように、富士見坂から見下ろす景色も、あちこちに大型のクレーンが立ったり、重機が動き回ったりで、少しずつ変わってきています。
なかでも大きな変化があったのは、2018年の12月から2019年1月にかけて烏帽子岩の右側の海岸線を隠していた小さな森が全部なくなったことでした。その時の写真を数枚掲載します。
森の跡地は住宅用地か何かに転用されたことでしょうが、森がなくなったことで相模湾の海岸線は、烏帽子岩から箱根の方まで一続きの海岸線になり、眺望は格段によくなりましたが、せっかく残っていた緑が失われたことに複雑な気持ちもしています。