富士の雪(2020年の初冠雪から1年) 武井篤夫
富士と言えば山頂に雪を戴く姿を思い出すことが多いと思います。2020年の初冠雪は9月27日でした。その様子は昨年11月3日に片瀬山環境委員会のホームページにアップしました。
あれから約1年、毎月富士に積もる雪がどう変化して行くのか、今回はそれを見てみようと思います。
といっても富士が見えるのはその日の天候次第で、以前調べたところでは富士が見えるのは1年の3分の1程度ですので、毎月、月末近くで富士が見えた日の写真を選んでみました。また例年6月から8月は富士の全体が見えるのはごくわずかの日だけなので、富士がよく見えた日を選んでいます。
これを見ますと、9月の初冠雪から11月までは、雪の少ない日が続いています。12月から2月までは雪の量が多くなり、まさに雪の富士山です。
3月に入ると雪はだんだんと少なくなり、5月には頂上の一部に雪が残るだけになります。6月は梅雨で曇りや雨の日が多く、よい写真が見つかりませんでしたが、7月から8月はほとんど雪のない富士が見られるようになりました。
富士に雪が一番多い11月から2月は空気が澄んで、富士が見える日も多くなります、今年の冬もきっと素晴らしい雪の富士山を見ることができるでしょう。