今年どのセミがいつから鳴き始め、いつまで鳴いていたか?温暖化も反映 上村文次
片瀬山にはニイニイゼミ・ミンミンゼミ・アブラゼミ・ヒグラシ、ツクツクボウシ・クマゼミの6種類のセミが生息しています。
今年の初鳴き・遅鳴きの日付を調べました。どれも2021年に筆者が声を確認した日です。
〇セミの初鳴き日
今年初めてセミの声を聞いたのはニイニイゼミで7月5日でした。
・ニイニイゼミ 7月5日
・ミンミンゼミ 7月5日
・アブラゼミ 7月7日
・ヒグラシ 7月7日
・ツクツクボウシ 7月8日
・クマゼミ 7月17日
〇鳴く主な時間帯と鳴き声
セミは種類によって鳴く時間帯がだいたい決まっています。
・ニイニイゼミ 早朝空夕暮れまで
「ヂーヂー」
・ミンミンゼミ 早朝から夕暮れまで
「ミーンミンミーンミー」
※鳴き方が名前の由来になっています。
・アブラゼミ 朝方と午後
「ジージー ジリジリジリ」
・ヒグラシ 早朝と夕方
「カナカナカナカナ」
・ツクツクボウシ 朝方と午後
「オーシツクツク ツクツクホーシ」
※鳴き方が名前の由来になっています。
・クマゼミ 午前中
「シャワシャワ」
〇クマゼミの北上
クマゼミは主に西日本に多く分布していましたが、近年は東日本でも生息していて、分布域が年々北上しています。片瀬山でも見られるようになりました。温暖化によると言われています。クマゼミの鳴き声は大きく、「シャワシャワ」と特徴的な鳴き声をしています。主に午前中に鳴いています。
〇ツクツクボウシの交尾
自宅の外壁でツクツクボウシが大きな声で鳴いていました。少しするともう一匹が飛んできて止まりました。メスのようです。しばらくすると交尾をしました。セミの交尾を初めて見ました。慌ててシャッターをきりました。眼にしたことのなかったセミの交尾を撮ることができました。
〇セミの遅鳴き日
夏の間、鳴いていたセミも10月5日にアブラゼミとツクツクボウシの声を聞いたのが最後になりました。自宅のすぐ近くの山から聞こえてきました。
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