初夏の花ハマヒルガオ・ハマボウフウ 上村 文次
片瀬山に近い片瀬海岸西浜(新江ノ島水族館近く)に5月10日と12日に行ってきました。海岸の砂地にハマヒルガオ、ハマダイコン、ハマボウフウの花が咲いていました。あたり一面、花畑に来たよう。
足元にハマヒルガオの花が群生して咲き、じゅうたんのようになっていました。葉は茎から互生に生えていました。生息地が浜辺のため、海水に含まれる塩分から守り、また、水分の蒸発を防ぎしっかり水分保持できるように葉は肉厚でした。
ハマダイコンの花色は薄紫色、大根の花に似ていて草丈は50㎝ほど、浜辺を美しく飾っていました。花が終わって実が付き始めているのもありました。
砂地に白い花が咲いていました。ハマボウフウでした。モコモコとしたカリフラワーみたいな花でした。葉の表面は艶があり、肉厚で小さくギザギザで縁取られていました。
〇初夏の浜辺を彩るハマヒルガオ
花は直径4~5㎝、漏斗のような形をしていて色は白から淡紅色で白いすじが5本あり、葉の脇から長い柄を出して1つずつ咲きます。
〇浜の大根 ハマダイコン
花びらは4枚、3~7cmほど伸ばした花茎の先に薄紫色の菜の花のような花を咲かせます。
〇砂地の白い花 ハマボウフウ
花は小花の集まりが丸い花をつくり、丸い花の集まりが放射線状になって、傘のような形になっています。