【MINI取材】「片瀬中学避難所開設説明会」レポート

災害発生時の避難所・物資供給拠点となる片瀬中学での避難所開設方法を知る

5月28日日曜日片瀬中学で「避難所開設説明会」が開かれました。
避難所開設って何?
自治会の役員経験者の方はお分かりになると思いますが、各丁目の自治会というのは自動的に災害発生時には防災組織としての組織になります。この時点で「自主防災会」という組織名で、各自治会長をトップとして、総務担当副会長が防災部長となり、各丁目の他の役員は実務的な役割を分担して(災害時ですから可能な範囲で ですが)消火・避難誘導等の災害後の実務活動にあたる事になっています。その上で、さらに片瀬山においては、片瀬中学校に避難所を設置・運営するという役割があり、この実務的な役割についての説明を受け、現場を見る というのが「避難所開設説明会」なのです。(下図のような班が実務担当としてあります)

片瀬中学避難所運営マニュアルから 総務、名簿、食料、物資、要配慮者支援、衛生、情報広報、防犯交通の8つの実務の班があり、その役割は最終的には市の災害対策本部につながっている。


自治会の役員にそんなお役目がついてくる事までは知らんかった、それにそもそも昼間は不在だし、とおっしゃる方も多く、何かと揉めるのですが、災害時を想定した様々な準備活動を通じて、より深くこの街について知る機会になりますので、せっかくの機会、ぜひ一度関わってみて下さい。
というような説得をされたと思われる皆さんが、片瀬中学のアリーナに集合しました。
●全体説明
まず市の片瀬センター防災担当の方から、藤沢市での災害想定、片瀬山での災害想定等の説明があり、災害時に避難所がどのような考え方で設置されるか 等の説明がありました。そして、災害時にはすぐに間に合わない「公助」が無くても、「共助」と「自助」でお互いに助け合っていくことの重要性を改めて確認されます。それを実践して、自治会が十分な準備をおこなって被害を少なくした事例のビデオを見学しました。

自主防災会の事例紹介ビデオ上映

次に、実務を担当する8つの班に分かれて、各班長からその意味や実務内容について詳しい説明を聞きます。

アリーナいっぱいに8班が分かれて各班6人くらいで詳しい説明を聞く。その後校内の関係する場所を見に行きました。

各班では班長さんがパネルを掲げてメンバーを集めて、そこで災害時にどんな事が起きるのか、その時各役割でどんな事をするのか、どんな課題があるのかなどを運営マニュアルを参照しながら詳しく説明を聞きました。

情報広報班
食料班

私(レポーター)は物資班と食料班の議論を聞かせてもらいました。そこで話されていたのは、
1備蓄物資(食料)の在庫を把握して、避難所にいる人数及び片瀬山の在宅避難の人数などから必要物資(食料)の数を要請する。
2物資(食料)の受け入れと在庫管理をおこなう
3物資(食料)の配布(避難所内及び片瀬山の在宅避難の人たちへの配布)
4(食料)炊き出しの対応 
それぞれ使う書式はこれこれで・・という業務内容の説明でした。一番の問題は、人数に見合った物資や食料が届かない場合に、どうするか という事で、どうやって公平性を保つか?というのがとても大変だろうと予想されていました。
各班でこうしたシリアスな問題が予想されてるのだと思いますが、班長さんの非常に熱心な説明を聞いて、少なくとも自分が在宅の際には協力しなければ と思うのでした。
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【レポータ感想】実は私(レポーター)も役員の一人として、関わりがあるものの、自分ごととして真面目に班別の説明を聞いたのは初めてでした。班長さんの熱心さ、また会の開催にこぎつけた皆様に頭が下がりました。一方で、片瀬山自治会役員がこうした避難所設置・運営に加えて、大半が在宅避難中の片瀬山住民を組織的に支えるのをどう両立できるのか?という疑問を持った次第です。これも今後の防災組織の活動の中で改善されていくことを期待しています。
(Reported By S)