【MINI取材】ごみのゆくえ 講座開催レポート

ごみをできる限り再生・再利用し、焼却しても熱を無駄なく活用する!見学が一層楽しみ!

7月20日市民の家で『ごみのゆくえ』と題して、担当の藤沢市の環境総務課と環境事業センターから講師をお招きして市民の家にて講座を開催しました。

前半の環境総務課の講師の方の説明 今回の講座は市の「藤沢塾」の「生涯学習出張講座」という制度を利用してお願いしました。

最初に環境総務課の方から「ごみの現況、収集から最終処分までの流れ」を画面で解説していただきました。その説明の中からごく一部を紹介しましょう。

可燃ごみ(燃やすしかないごみ)は灰は溶融処理して道路資材になり、熱を発電と温水プールに利用!
不燃ごみと大型ごみ 破砕して、破砕残渣は燃やし、金属は取出して売却

へえ!という話が沢山聞けました。不燃ごみも燃やせる部分は燃やすとは知らなかったです。

プラスチック系(ペットボトル、包装プラ、商品プラ)は分別後すべて再生・再利用。いずれも目視手選別をしています ちゃんと分別しなくては!
資源(ビン、缶、新聞紙、雑紙、古布・・)も分別後すべて再生 これも目視選別をしています ちゃんと分別しなくては!

藤沢市で1年間で出るすべてのゴミの量は概ね4人家族で1トン、一人当たりの費用は1万5千円になるそうです。20リットルのごみ袋1袋にかかる費用は約171円になり、そのうち40円を袋の購入で支払っていることになるそうです。(費用の計算では建物・設備の償却費用を除く)
全体の状況をコンパクトにとても分かりやすく説明頂きました。

続いての登場が環境事業センターの皆さんで、「資源とごみの分け方出し方」(小学四年生10歳対象)の分かりやすい講義を実物品貼り付けの大きなパネルで教えていただきました。

皆さん現場の方々なので声が大きくてはっきりしてます。すべて実物での説明
(包装)プラごみってこれ!わかりやすいです

包装プラごみは圧縮加工され、炉に使うハイカロリー燃料(RPF)になる
カンは潰さない 磁石で分別する際にスチール缶にアルミ缶が混入してしまうメカニズムを実演している所

質疑応答では活発な質問がありました。主なものとして
◎ビンに付いたラベルが剥がれない時は?→付いたまま出す
◎ごみ袋がロール式から平置きに変更されています。カラス予防効果があるといわれていた黄色のごみ袋は カラスが慣れてきたため廃止。カラス対策はバケツに入れるのが結局一番。
◎資源物の段ボールは雨天に出しても良い (段ボールは濡れても再生に支障はないため)
 古着とシュレッダー片は雨天では✖️
◎カンは潰さない (アルミとスチールを磁石で分別する際の混在を防ぐため)
◎包装用プラスチックでレトルト食品が入っていたものや 洗っても汚れが落ちないものは可燃ごみとして出す(プラスチックは人が分別作業しています)
さて、教えて頂いた教訓を5つ
⚫︎ごみになるものは買わない
⚫︎エコバッグを利用する
⚫︎リサイクル品を買う
⚫︎ポイ捨てはしない
⚫︎ごみは必ず分別する

暑い中全身を使ったわかりやすい表現で講義をして頂きました 環境事業センターの皆さん

◎戸別回収になってから市の人口は増えているのにごみは減っている事もわかりました。今回の講座で藤沢市のごみが高い確率で3R(リデュース、リユース、リサイクル)されている事も知りました。そのエコな取り組みのゆくえを追いかけていきたいと思います。
◎受講生の感想の一部です。
・プラゴミでAランクを貰っていると聞いて、プラゴミ分別結構大変なのですが、やる気が出ました。
・埋め立てゴミの場所も、満杯になって使えなくなる日が、リサイクル努力で、まだ大丈夫な事も知り、嬉しいかったです。分別、リサイクルへのモチベーションが上がる講座でした。
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ごみのゆくえ第2弾として、北部環境事業所とリサイクルプラザ藤沢の見学ツアー(+ここでのレポート)を予定しています。7/25広報ふじさわに施設案内が出ていました。日程が決まり次第お知らせしますので、皆さまのご参加お待ちしています。今回の説明の詳細部分は次回レポートの際にも活用させて頂きます。
今回の講師の皆様(環境総務課2名、環境事業センター3名)には暑い中の来場と準備を頂き、本当にありがとうございます。(Reported By K)