今年急増している空き巣被害への対策はこれだ
今年の春以降空き巣被害が伝えられています(4-5月の事件)。片瀬山は、その進入道路・通路に防犯カメラが設置されているので、事件発生後犯人の足取りが調べやすく、ここ数年発生件数が少なかったのですが、今年に入っての急増に驚いています。犯人グループの一部が捕まったとの報もありましたが、その後も被害が発生していると聞きます。そこで今回、駐在所佐武さんのご協力もいただき、「片瀬山における空き巣」に絞って、その対策をお伝えしようと思います。SECOMやALSOKに頼まなくても色々できる事があります。
◆どこから侵入されるのか?
「窓と玄関」からです。具体的には下図左から、1階の腰高窓、掃き出し窓、玄関の戸及びトイレや浴室の小窓です。ほぼここに対策をすれば大丈夫です。
ここで戸締りをしてない場合は論外です。その場合は必ず入られると思ってください。風呂場の窓は鍵のかけ忘れで入られやすいです。
◆窓からの侵入の方法
一番多いのはガラスを割って錠を開ける方法ですが、ガラスの割り方で最近多いのが、「焼き破り」です。あとは直接割る(ドライバー等でこじ割る、工具で叩き割る)手口です。
いずれもクレセント錠の近くのガラスを割って外から開けるものです。叩き割る場合以外は音も出ませんし、いずれも5分以内に簡単に開けてしまうことができます。逆に5分で開けられないとわかる場合は侵入をあきらめさせることができます。
その他のガラス割りの手口
◆5分で開けられないようにするには:空き巣犯があきらめるように
そのために、有効なのは以下の対策です。
・補助錠:
2か所!時間がかかる→やめよう
・防犯シート:
割りにくい!→やめよう
・雨戸や格子:
ガラスじゃない面倒→やめよう
◆狙われやすい家と狙われにくい家という傾向があります。
狙われやすい家は例えば・・下記のように
隣家や道路から敷地内が見えない、そして車庫の扉が開けっ放しで・玄関・風呂場等に家の人や作業を装って簡単にアクセスできる、というのは狙われやすいです。
一方で上に比べて狙いにくい家は、下記のように敷地が見えていて、不在や夜は雨戸が閉めてあり、センサーライト等があって、車庫等もきちんと閉じている。という具合です。普段から防犯意識がある家だという事がわかりますので、狙われにくくなります。さらに、ご近所の目というのも大事で、防犯パトロール等もこうした観点から行われています。
◆狙われやすい街と狙われにく街
ここまでは個人の一戸建ての話でしたが、片瀬山は防犯カメラで抑止はしているものの、基本的に狙われやすい街である という点があります。
というわけですので、この所の空き巣事件に対して、皆さんご自身で再点検をしていただき、ご注意をしていただきたいというお願いです。本記事の作成には駐在所の佐武さんにお世話になりました。ありがとうございます。
(Reported By S)