【MINI取材】富士見坂でのお花見の会

コロナも収まり久しぶりのお花見の会

2023年度最後の日曜日3月31日は、24.8℃(辻堂)を記録した暖かい日となりました。今年の桜は遅めで、東京では少し前にようやく開花宣言(ソメイヨシノ)があったものの、横浜ではまだでした(結局翌4月1日に横浜地方気象台の開花宣言がありました)。

富士見坂の坂の上で咲き始めたオオシマザクラ 葉も同時に出始めるタイプです

富士見坂では白いオオシマザクラが咲き始めていました。その下におかれたベンチの横で、普段この石畳の道の清掃や花木の手入れなどしておられる「桜といしだたみを愛する会」の皆さんによるささやかな「お花見の会」が開かれました。この日の日和はほどよい暖かさでお花見にぴったり、住宅地内ではウグイスがよく鳴いていてまさに春を告げています。

参加する皆さんがそれぞれ飲み物を持ち寄り、通りかかったご近所の知り合いの皆さんにも声をかけて、「おひさしぶり!」とか挨拶をしながら、楽しくお話をする会になっています。高齢の方はベンチや椅子に座っておられるのですが、「ちょっと立ち寄って」、なので立っている方も多いのです。

景色をみながら話に花が咲きます
春になりましたね 桜の下でビールを一杯

お花見をよびかけた「桜といしだたみを愛する会」は片瀬山住宅地の有志の会なのですが、通りかかって話し込んだ方も含めて花見に参加した方を数えると45名だったそうです。富士見坂のある五丁目だけでなく、他の丁目の方、さらに片瀬山外の方もいて、年齢は幼児から百歳の男性、90歳の女性までと、大変な幅の広さです。百歳の方がご自分で歩いていらっしゃったとの事で皆さん驚いていました。

ずっと以前からお花見の会は開催していたのだそうですが、コロナでの自粛後五年ぶりに開催できたので、一層うれしい春の訪れになりました。こうした「つながり」がコロナで失われかけている今、貴重な場になっていると思いました。

よく晴れているのに富士山も海も黄砂でほとんど見えなくて残念

富士見坂の桜は上にあるオオシマザクラに続いて、坂の途中のソメイヨシノ、下の方の八重桜という順で咲きます。これからが楽しみです。学校の桜も入学式にちょうど見ごろになると良いですね。

翌4月1日はここでダイヤモンド富士の見える日だったので、多くの人とカメラが富士山の夕景に向けて待機していましたが、厚い雲に覆われて何も見えませんでした。残念。(Reported By S)

4月1日ダイヤモンド富士をカメラで待つ人々(時刻の20分ほど前)。しかし雲が厚くさらに雨が降り出してしまった