金運アップ・カラスウリはこうして出現する 上村文次
カラスウリは秋に鮮やかな実をつけます。実は卵形で、赤やオレンジに色づきます。10月下旬から、川名清水谷戸や新林公園で鮮やかな朱色の実がたくさん見られました。
カラスウリは種の形から、打ち出の小槌に喩えられ、財布に入れて携帯すると縁起がよい・金運がアップすると言われています。今回は今の姿から花と種までさかのぼってご覧にいれましょう。
さて、秋になって色づくとこんなに目立つカラスウリですが、夏の間はどんな姿なのでしょうか?実はその様子も撮影しています。色づく前はグリーンにうっすらと縞模様が入っています。
さらにその前の姿、夏の夜に咲く花はこんな姿をしています。雄の花と雌の花があり、夕方暗くなってから開花し、夜明けとともにしぼんでしまうので、人の目につきにくいです。花びらは5枚、それぞれの花びらの外側は糸のように裂け、レースを広げたようです。
こうしてひっそりと咲いた花から秋の鮮やかな実が生まれます。
さらに熟した赤い実の中には次のカラスウリを産む種が入っています。カラスウリの種は、おもしろい形をしていて、打ち出の小槌にそっくりです。