【片瀬山の自然】ホタル観賞会参加レポート

ヘイケボタル観賞会に行ってきました

片瀬山から歩いて行ける広町緑地にて開催された、ヘイケボタル観賞会に行ってきました。この観賞会はその1か月前に開催された「ホタル観賞会」同様「緑の会」が開催しており、いずれも当ホームページのチョコっと情報での開催告知を許可して頂きました。「緑の会」も詳しくは、「新鎌倉山自治会のみなさんと広町を結ぶ 緑の会」という「新鎌倉山自治会」の専門委員会です(→同会のホームページ)。
前月告知させて頂いた観賞会でも片瀬山の方の参加があったそうです。

今回のチラシ 6月のゲンジボタルを対象にした観賞会のチラシはこちら

1か月の間をおいて観賞会が開かれるのは、少し早めに生まれるゲンジボタル対象の観賞会が先月に開催され、7月に入って活動期に入るヘイケボタルが今回の観賞会の対象というわけです。今回の観賞会は、19時半に緑地管理棟に集合で、参加者は17名でした。

開始時刻の7時半頃の時点ではまだあたりはうす明るいです
広町緑地入口にある標識
広町緑地は広大で今回集合場所の管理棟は上の地図の真ん中一番下に突き出たあたりにあります。一度昼間にご訪問下さい

この日は、緑の会で事前にヘイケボタルが多くいる場所を調べておいてくれていて、木道と田んぼの脇道をカエル池まで散策したのですが、すぐにホタルに出会う事ができました。

管理棟に着いた時はまだそこそこ明るい

19時半頃から光り始めて、20時が光のピークだそうです。お友達と見にくるなら、まだ明るさの残る19時半に入口(管理棟がある)に到着して、歩いている間に光のピークを迎える今回の時間くらいが良いそうです。

ここで暗い中ですが動画を撮影したのでご覧いただき雰囲気を感じて下さい。

ゲンジボタルは見頃が6月、今回のヘイケボタルが7月で、ゲンジボタルに比べてヘイケボタルはやや体が小さくて光が弱く点滅しているのが特徴です。

光の正体 ヘイケボタル 途中で特別に光をあてて観察させてくれました。みだりにライトをつけてはいけません フラッシュは厳禁

緑の会会長 小野さんのお話を伺いました
ゲンジボタル鑑賞会は人気で、多くの方が参加しますが、ヘイケボタルは知らない人が多いのです。皆さんにヘイケボタルを知っていただきたくて、2年前にヘイケボタルの鑑賞会も始めました。広町緑地は天然のホタルが生息し、ゲンジとヘイケの両方が見られる場所。これを機会に広町緑地の貴重な自然をみなさんに知ってほしいです。
レポーターWの感
ホタルは人を怖がらずに、けっこう近くに飛んできて、参加者の手に留まるホタルもいました。カエル池では今の時期はいなくなるゲンジボタルもいて、光の源平合戦が見られました。
長く藤沢・鎌倉に住んでいましたが、ホタルを見たのは初めてです。天然のイルミネーションに魅せられた癒しのひと時でした。歩いてこられる場所にこんな所があったなんて!

【参考情報】
鎌倉広町緑地は、当ホームページの自然関係のご紹介でも時々取り上げる、丘陵地に谷戸が入り組んだ豊かな生態系を楽しめる森林公園です。湧き水からの小川にホタルが多く生息していて、ゲンジボタルとヘイケボタルの両方が見られる珍しい場所として全国的にも有名だそうです。
(Reported By W)


西鎌倉駅付近からの地図は上記ですが、片瀬山駅から坂を津西側に山を下り304号線道路に出れば、より近道で行くことができます