元旦の富士 武井篤夫
あけましておめでとうございます。
コロナ禍に委縮している毎日ですが、元旦に素晴らしい富士を眺めると、なんだか今年がよい年になるような気がします。
この原稿は12月のうちに書いていますので、2021年(令和3年)の元旦にどんな富士が見られるのかわかりませんが、例年冬になると、空気中の水蒸気の量が減り、空気が澄んで、富士がよく姿を見せるようになります。
特に正月三か日は、工場の操業もほとんどなく、煙による汚染も少ないので、一年のうちで最もきれいな富士が見られる可能性が高くなっています。
そこで、ここ数年の元旦の天気と、富士がどのように見えたのか振り返ってみることにいたします。
2015年(平成27年) 午前中は晴れて、富士がよく見えましたが、11時頃から雲が広がり、13時には雪になりました。
2016年(平成28年) 朝はよく晴れ富士が見えました。11時頃からは強い北風が吹きましたが、夕方まで富士を見ることができました。
2017年(平成29年) 晴れて、一日中富士がよく見えました。
2018年(平成30年) 朝は晴れて、強い北風が吹きましたが、10時頃から南風に変わり、午後富士は雲に隠れてしまいました。
2019年(平成31年、令和元年) 朝は弱い北風が吹き、雲が多く富士は見えませんでしたが、9時頃からは晴れて、夕方まで富士がよく見えました。
2020年(令和2年) 朝は強い北風が吹き、雲が多く富士は見えませんでしたが、10時頃からは晴れ、夕方まで富士を見ることができました。
こうしてみると、元旦には雲は出ても、総じて富士を見ることが出来そうだと言えそうです。2021年(令和3年)の元旦は果たしてどうだったのでしょうか。
何はともあれ、元旦に素晴らしい富士を眺めて、コロナ騒ぎが今年は終息を迎えることをお祈りしたいと思います