あけましておめでとうございます 上村 文次
新年早々越冬している3種類の蝶を観察する事ができました。令和4年1月1日に広町緑地で越冬しているムラサキツバメとウラギンシジミを、1月2日に片瀬山5丁目で越冬しているゴマダラチョウの幼虫を観察しました。ムラサキツバメは(昨年の)12月12日から、ウラギンシジミは12月5日から越冬していていました。 ゴマダラチョウの幼虫は片瀬山では初観察です。
〇今年は寅年
1月1日、朝7時ころ富士見坂で初富士を見に来ていた人がたくさんいました。その中で可愛い寅に会いました。寅でなく、犬でした。寅のデザインされたお洋服を着ていました。今年は寅年です。いい一年になるように富士山に向かって手を合わせました。
〇トラにちなんでご紹介‥トラフシジミで寅年
昨年春(2021.4.8)、川名清水谷戸で貴重種のトラフシジミを観察しました。ハス田の脇の道(地面)に止まっていました。トラフシジミはなかなかみる機会のない蝶で、昨年はこの1頭を観察しただけでした。裏ばねの模様が、寅の模様に似ているのでトラフシジミと名付けられました。春型は4月から5月、夏型は6月から7月に見られ、年に2回発生します。貴重な蝶で観察は難しいですが、新林公園や広町緑地でも見られます。
〇ムラサキツバメ越冬集団
2022年1月1日に広町緑地でムラサキツバメが集団で越冬していました。御所川沿いのアオキの葉上に集団(5頭)になり、枯葉に擬態して越冬していました。この集団は昨年の12月12日から越冬に入っていました。
〇ウラギンシジミの越冬
2022年1月1日に広町緑地で越冬しているウラギンシジミを観察しました。御所川沿いのアオキの葉裏にウラギンシジミが身を潜めて寒さに耐え越冬していました。ウラギンシジミは昨年の12月5日から越冬していました。
〇ゴマダラチョウ幼虫の越冬
越冬しているゴマダラチョウの幼虫を1月2日観察しました。富士見坂にあるエノキの根元に積もった枯葉をめくるとゴマダラチョウの幼虫がいました。幼虫で越冬していました。