町内パトロールでシャキシャキ足取り軽く歩く昭和10年生まれのTさん、秘訣をお聞きしたところグランドゴルフのおかげとおっしゃる。わかやぎ会のサークルとして活動しているとのことで早速木曜日9時半北公園へ行ってみると、もうすでに試合の真最中でした。
ゲームは3人で一つのグループとなり、3ラウンド(1ラウンドは5ホール)をまわります。ホールといっても穴ではなくフラットな地面に旗が付いた金属製のサークル(ホールポスト)をおいてそこに入れるというもの。すべてパーは3打、クラブは木製のもの一本だけ、ボールはプラスチック製でテニスボールくらいの大きさです。わかりやすいように色分けされています。スタートマットというゴム製のマットにボールを置いて打つというのがおおまかなやり方です。では、1打目から順にプレーを追っていきましょう。
皆さん上手にホールの手前まで打ち、ゆっくりホールまでを運んでいきます。バンカーもなければ池ポチャもないけれど、そのかわり公園なので木立も遊具もあります。そして、「最後が難しいんですよ。穴がないので、すぐオーバーしてしまうし、微妙な力加減が必要なんですよ」とOさん。「私はホールインワンした事もあるんですよ」とゴルフ経験豊富なWさん、「私はまだ始めたばかりでなかなかパーで上がれないんです。でもとっても楽しい、夫も一緒にまわっているんですよ。」とご夫婦で参加のIさん。皆さんそれぞれのレベルで5ホールまわり、それを3ラウンドします。
スコアカードもつけて、最後にTさんが成績を記録して終了です。個人プレイなので、下手でも他の人にあまり迷惑をかけずに参加でき、それぞれに楽しむ事ができそうです。3ラウンド終了したのが10時半で、皆で協力して道具類を車のトランクへ入れて、後片付けはあっという間に終了です。
グランドゴルフ協会のホームページというのがあり、歴史や名前の由来などが書いてありました。昭和57年に誕生したスポーツだそうです。ゴルフとは違い、「いつでも」「どこでも」「だれでも」できるスポーツであること、健康に及ぼす効果については、たくさん歩くことで下肢の筋力が維持されることなどが書いてあり、納得できます。仲間と接する機会が増えることで心身にいい影響を与えているとも書いてあります。確かに参加していた皆さんとても和気あいあいで楽しそうでした。それに、野外なのでコロナの心配がありません。
全国には認定コースもたくさんあるようですが、アップダウンのある北公園はなかなか面白いコースといえそうです。歩くことは認知症の予防にもなるし、障害物に当たらないように考えながら回ることは脳の活性化にもなります。全力を出すところと集中力や調整力が必要なところが上手に組み合わされているので、飽きずに続けられます。近々大会もあるそうで、優勝者にはトロフィーが用意されているとのことです。昨年は15人ほどが競い合ったそうです。
「木曜日が雨のときはがっかりするんです。だってゴルフができないんですもの」とおっしゃる皆さん、ますます元気にプレイなさってください。
(Reported By A)
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