【いいね!ご紹介】やまかで買える手作り豆腐ー新倉豆腐店その2

前回に続いて腰越の新倉(しんくら)豆腐店のお話です。お店に伺って詳しいお話を聞きました。

今回は新倉豆腐店のご主人に問わず語りで語って頂きました。
新倉さんーうちは料理屋さん(鎌倉の有名な日本料理のMI,MAとか)が主な納入先で、その他に学校や保育園とかなんだよね。スーパーはやまか片瀬山だけなんだよ。このお店(作っている所にある)でも売っているけど、わずかなものなんだ。

お店の前で新倉さん

新倉さん片瀬山店には全商品置いているけど、やはり手作りにがり100%の豆腐(木綿・絹)が主力なんだよ。料理屋さんは料理長が実際に自分で食べて納得してくれるものでないと買ってくれないんだけど、そのレベルの商品だから。安くは作れないんだ。
片瀬山には月曜日と木曜日にお得意さんに届けているんだ。ラッパとチャイムでね。〇〇さん、△△さん・・・行かないと電話かかってくるんでね。最初の頃は散歩の途中でこの店に寄ってくれていたんだけど、最近は届けてくれないと行けないんで、という人もいるからなあ。
片瀬山はいい人ばっかりだよ。

やまか片瀬山店に納めている商品 (表示のないのは 寄せ豆腐)

新倉さんー片瀬山も七里ガ浜も数軒しか建ってない頃から行き始めたんだ。今は火の用心のパトロールあるだろ?(防犯パトロールのことだと思われる)あの頃に行くんだ。最近、七里も若い人増えた感じだね。片瀬山はどうなんだろう。お客さん年取ってきたからなあ。ただ空き家は片瀬山の方が少ない感じだね。片瀬山は子供の頃からよく行ったね。ゴルフ場のあった頃、冬に雪が降った時にはそこでスキーをしたよ。
うち(新倉豆腐店)は歴史は90年になる。やまかは腰越の地の人(の店)なんだよ。鈴木豆腐店の前あたりで創業したんだ。*
うちのおやじはやまかの「ただおさん」ていう何代前かの社長さんと同級生だったんだ。やまかには鈴木豆腐店が納入していたんだけど、おやじは遠慮して入れてなかったんだ。俺の代になってその次の代の社長にお願いして入れてもらったんだ。それからずーっとやまかにはうちと鈴木豆腐店が入れているんだ。この秋からの分担で江ノ島店は鈴木豆腐店、片瀬山店はうち という事になったんだ。
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そうこうしているうちに、2人ほどお客さんが来て、その常連さんと思われるおばちゃん
おばちゃんー
「この間、ついに20円台の「豆腐」っていうのが×××で売っていたけど、あり得ないわよね。ここのお豆腐、片瀬山で売っているの?そこまではとても行けないわ。だからここへ来るしかないのよ」「ゆばもちょうだい」(お店では湯葉も扱っています)
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取材感想:鮮度を大事にして手作りにこだわる豆腐という商品は、やはり地元に根付いたものなんだなあと思いました。やまかが「腰越の地のお店」というルーツを大事にしていることで、おいしい新鮮な手作り豆腐を片瀬山店で買うことができるのですね。さらに片瀬山では、そうした地元のお店(鈴木豆腐店や新倉豆腐店)から直接届けてもらっても食べたいというお客さんがいるという事は素晴らしいことだと思いました。そうしたつながりが今後も続くことを祈った次第です。寒くなりました。今夜は湯豆腐なんかいかがですか?
新倉(しんくら)豆腐店:鎌倉市腰越3-28-22 連絡先 0467-31-9219 

やまか創業当時の場所の写真 (古屋漬物店)
 やまか 沿革について 
 やまか藤沢店が出店した美栄堂百貨店(今の名店ビルの場所)について

(Reported By S)