【片瀬山の自然】夏から初秋にかけての庭の蝶-その1

今年は庭で沢山の蝶を見る事ができました 上村文次

すっかり秋になりましたが、今年の夏から初秋にかけては自宅の庭で沢山のチョウを見る事ができました。成虫だけでなく、卵や幼虫も観察できました。

今年の成果を2回に分けてご紹介しましょう。まず夏の終わり8月29日と31日に観察した分からご紹介します。(以下チョウの数は頭で数えます)
8月29日の観察
観察したチョウはクロマダラソテツシジミ(5頭)、ナガサキアゲハ(1頭)、イチモンジセセリ(5頭)、ツマグロヒョウモン(2頭)、ヒメウラナミジャノメ(1頭)、クロアゲハ(1頭)、ヒメジャノメ(1頭)、コミスジ(1頭)、アゲハ(1頭)、キアゲハ(1頭)、キタキチョウ(2頭)、ヤマトシジミ(1頭)、ナガサキアゲハ卵(7卵)の12種+1種卵でした。その中からいくつかご紹介します。

●迷蝶クロマダラソテツシジミを初観察
ソテツの周りを飛んでいたり、止まったりしているクロマダラソテツシジミがいました。成虫を(我が家で)観察したのは初めてです。2本のソテツ周辺で5頭見られました。

ソテツ葉上で開翅するクロマダラソテツシジミ 2021年8月29日

ナガサキアゲハの産卵
ナガサキアゲハが産卵しているところを観察できました。ミカンの葉に産む瞬間を目撃し、卵も観察しました。

ナガサキアゲハ 雌 2021年8月29日
ミカンの葉に産卵されたナガサキアゲハの卵 2021年8月29日
ナガサキアゲハが産卵したミカンの木 2021年8月29日

ランタナで吸蜜するチョウたち
 イチモンジセセリが5頭も観察できました。秋になるとたくさん見られるようになるチョウです。こお他にツマグロヒョウモンも来ていました。

ランタナで吸蜜するイチモンジセセリ 2021年8月29日
ランタナで吸蜜するツマグロヒョウモン 2021年8月29日

8月31日の観察
観察したチョウはクロマダラソテツシジミ(5頭)、イチモンジセセリ(4頭)、キタキチョウ(3頭)、ヒメジャノメ(2頭)、ヤマトシジミ(2頭)、ムラサキシジミ(1頭)、ヒメウラナミジャノメ(1頭)、アゲハ(1頭)、キアゲハ(1頭)、クロアゲハの卵(2卵)、キタキチョウの卵(7卵)の10種+2種卵でした。

葉裏に止まるキタキチョウ 2021年8月31日
クロアゲハ 2021年8月31日
ヤマトシジミ 2021年8月31日

●ムラサキシジミの食樹はアラカシ
庭であまり見たことがないムラサキシジミを観察することができました。そう言えば庭には(幼虫が食べる)アラカシがあります。

ムラサキシジミ 2021年8月31日