心やすらぐハーブのお店にはゆったりとした時間が流れます
爽やかな秋晴の日、ハーブとハーブティーのお店 ラ・ティザーヌさんにお邪魔しました。
片瀬山5丁目、片瀬中学の西側出入口近く、静かな住宅街にある自然を感じるカフェです。オーナーの先生のお手製のトールペイントの看板があり、童話に出てくるようなかわいらしい赤いティーハウスからオーナーの伊藤さんが出迎えて下さいました。
ティーハウスの前にあるお庭には、樹齢60年(こちらに移植して40年)の大きなもみじが植えられていて、その周りにテーブルが置いてあります。ティーハウスの中でもお茶を飲めたのですが、コロナ禍の今は、そのガーデンテーブルのみの利用になるそうです。2009年にオープンし今年で12年目になります。
伊藤さんは、ハーブ教室に20年ほど学び、栽培もされていたこともあり、ハーブの知識が豊富です。ポプリやエッセンシャルオイルなどもショップで購入することができます。Ⅼa Tisane は フランス語でハーブティーという意味だそうです。
同行したホームページ編集チームのWさんと私は、お茶をいただくことにしました。
ストレートハーブティーは12種類、ブレンドも9種類あります。私は「デトックスブレンド」をお願いしました。 ダンディライオン、ヤロウ、レモングラス、レッドローズが入っています。
嬉しいことに、以前ここの記事で取り上げたアウスリーベさんのクッキー付きで、お庭で収穫した、大粒のブルーベリーもいただきました。オーガニックの茶葉をブレンドしたハーブティーは初めてでした。実は、今までティーバックのハーブティーは、あまり美味しいと思ったことはありませんでしたが、こちらのハーブティーは優しい味で、とても美味しいです。クオリティの高い茶葉を使っており、色は着色料を使っていなくて薄い色合いです。
デトックスブレンドは冷えや胃腸の不調に効能があるとのことですがそのためか、このところ胃の調子が悪かったのですが、午後には楽になりむかつきが収まりました。胃薬を飲むよりも体に良かった気がします。同行のWさんは「リラックスブレンド」をお願いしました。神経を鎮めて、疲労を癒すもので、ローズヒップ、レモンバーム、菩提樹の花が入っています。
ハーブティーだけでなく、ヴァンショーという飲み物を案内してもらえる時もあります。それは赤ワインにオレンジやリンゴ、レモンなどのフルーツを入れたものです。グローブ、ウイキョウ、シナモンなどのスパイスで煮詰め、アルコール分を飛ばして作ります。夏はアイスで、冬はホットでいただけるそうです。
ショップではいろいろなハーブ・ハーブ用品を扱っています。まず、ハーブの有効成分そのものであるエッセンシャルオイル。体につけたりその他の方法で香りを楽しみます。様々な効能がありますが、止血や火傷に効くハーブもあり、医療が進んでない時代、ヨーロッパではハーブは日常生活の常備薬だったそうです。
その効能について、伊藤さんはご自分が怪我をしたときの体験を話してくれました。自転車から落ちて、顔、頭、腕をかなり強く打ち付け、擦り傷もできてしまったそうです。ハーブ教室の先生に電話して相談したところ、ミント、ラベンダーを入れた氷水で2時間、ひたすら冷やすように言われて、そうしたところ、その後腫れもひき痣も残らずきれいに治癒したそうです。
香りを楽しむ使い方として、お湯を張った陶器の器に、エッセンシャルオイルを一滴たらし、下からランプで温めて空間に香らせるという方法もあります。その道具もショップで販売していて、姿形が可愛いものや、火を使わない実用本位のコンセント付のものなどありました。香りが消えても空気中に効能が残るそうです。
また、お風呂の湯舟に一滴たらすのも良いと聞いたので、私はラベンダーオイルを購入しました。実際に使ってみましたが、お風呂中よい香りに包まれて、ここちよい入浴タイムになりました。その後の睡眠への、気持ちよい導入になりました。ヨーロッパでは、ハーブオイルの純度が高いものについては、飲んだりもするそうです。
緑が多い片瀬山のご自宅の一角、ぬくもりを感じる木漏れ日のテーブル、居心地が良いので長居してしまいました。常連さんの中には、気候が良いとき、ハーブティーを飲みながら、お店でゆっくりお仕事をされる方もいらっしゃるそうです。
忙しい毎日の気分転換にも、季節の移ろいを感じながら、のんびりお茶時間を楽しんでみませんか?ガーデンテーブルでの営業という事もあり雨の日はお休みになるのでご注意ください。携帯電話で確認してからご来店頂くのが確実です。
【電話番号のご注意】
携帯電話番号
090-2460-7565
(Reported By M)