きれい!使いやすくなりました!
片瀬山公園入口横のトイレが改築されて、生まれ変わりました。
場所は湘南モノレール片瀬目白山駅横の公園入口から入ってすぐの道の左手にあります。ここには以前は古いトイレがありましたが、このたび撤去されて新しくなりました。
トイレ案内図として詳しい設備配置が表示され、よく見ると点字表示のでこぼこがついています。視覚障碍者にも優しい! このトイレについて、今回、市の担当の方に電話取材させてもらいました。こちらで撮影した写真のご紹介とともに、そこで伺ったお話をご紹介します。
Q 設備も充実して大きくなりましたね?
A これまでのトイレと比較するとかなり大きなトイレになりますが、藤沢市の公園のトイレとしては、実は標準的なものなんです。またバリアフリートイレの他に男女の個室内にもベビーシートとベビーチェアを設置していますので、小さなお子様を連れたママもパパも安心して利用できるようになります。またトイレ前を一体的に整備し(道からはスロープで行けて水飲み場も設置)、利用しやすいアプローチにしています。
ベビーベッド・ベビーチェアが全室(男子トイレにも)ついているというのは市の他の公園のトイレにない新しい所です。
壁の色はちょっとこだわって桜をイメージにしたカラーにしています。
Q 夜は使えるのでしょうか?入口にシャッターがついているようですが。
A 藤沢市の他の公園のトイレは夜間施錠しており(→市のHP)、他の公園と同様になりました。(8:30~17:15以降が通常)シャッターで施錠します。
Q 今回片瀬山公園のトイレ改築に至ったきっかけとかはありますか?
A 公共施設全体に言える事ですが、昭和4-50年に整備された施設が多く、老朽化が進む中で、順番に更新を進めている所でした。以前の片瀬山公園のトイレは他と比較して規模が小さく、またここが大規模火災時の避難所という位置づけからも改築の必要があり、さらに風致公園*という緑豊かな公園をもっと多くの方に利用して頂きたいという事で、今回改築工事を実施する事になりました。
Q 片瀬山公園は江の島や相模湾、富士山をのぞむすばらしい立地にあって、広いし立派な木がたくさんあるし、もともと「龍口園」としてとても有名な所(詳しい歴史はこちら)だったと聞いています。静かで落ち着けるとても良い所なのですが、「知られてない」とかねて思っていました。では今後の整備も考えておられるのでしょうか?
A この公園の運営を担当する藤沢市まちづくり協会によれば、昨年度は遊具の補修を行い、ブランコ・鉄棒は塗装の塗り替えをしたそうです。今年度は、トイレ完成後にトイレの脇にAEDを設置する予定で、来年度以降に修景を意識した樹木の手入れなどを進めていく計画と聞いています。
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取材後記:とても素敵なトイレになりました。今回の改築をきっかけに片瀬山公園がもっと多くの方に知られ、同時に整備が進んでいけば落ち着いた観光資源にもなるでしょうし、避難場所としてもっと知られるようになると良いなと思いました。取材に協力を頂いた藤沢市公園課の皆様他に感謝申し上げます。
*風致公園:都市公園法で決められた都市にある公園の分類のうち、自然環境の魅力を生かした公園の事。藤沢市内の風致公園は片瀬山公園だけです。(公園分類説明はこちら)
(Reported by S)