5丁目 新体制での防災訓練+住民交流会(お祭り)他丁目でも防災訓練等再開中
8月猛暑の中の3丁目夕涼み会(既報)に続いて5丁目で防災訓練(災害本部設置訓練)+町内の住民交流会(お祭り)が開催されました。いずれも2019年以来の4年ぶりとなる久しぶりの会です。また4丁目では今年はお祭りは行わないものの、防災倉庫の点検・テント設営訓練が行われました。1,2丁目は11月に防災倉庫の点検とテント設営等の訓練が行われる予定となっており、今年は全丁目でこうした活動が復活しつつあります。今回はこれらについてご紹介します。
◆5丁目 9月30日
長らく片瀬山の防災活動を支えてきた片瀬山防災会の解散にあわせて、今年から片瀬山の各自治会はその自主防災組織でその活動を引継ぐという事になりました。そこで、5丁目はこの日午前11時すぎからに南公園を拠点に新たな組織「DR(Disaster Relievers災害救助者)」による防災訓練(災害本部設置訓練)を行い、続いて午後2時から広く住民が参加して住民交流会を行いました。DRは5丁目のボランティア組織として今までの近隣ネットに代わるものとして、立ち上げたものです。
・防災訓練(災害本部設置訓練)
まず11時すぎから安否確認訓練で、各戸の玄関のタオルの確認が行われました。
南公園ではDRのメンバーが続々と集合してきました。その数五十数名、今回DRメンバーへの参加は百名以上の方が表明があり、今回の訓練にはその半分近くの方が参加され、現役の若いパパたちも多く、こども連れの人もいます。受付でメンバー証を受け取り、首から下げています。
A~Dのグループに分かれ、DRメンバーとしての災害時の対応についての説明を聞いてその内容を確認していました。
テント張りをベテランの方の指導でおこない、防災倉庫から五丁目保有の発電機や各種工具類をブルーシートに出して、その使い方実演や説明が行われました。
並行して災害時用かまどを使って火をおこし、非常食として袋に入れた米を炊く練習をしました。
今回、お祭りの前にこうした防災活動を重点的におこなったのは新しい試みです。今回応募してくれたDRメンバーの方に、防災についての知識や体験を持ってもらうのが目的だそうで、大成功だったのではないでしょうか。こうした体験が初めての方も多かった様子です。
・住民交流会(お祭り)
そして、午後2時となって、住民交流会つまり例年のお祭りが始まりました。
5丁目会長の平田さんの開会の挨拶があり、はじまりました。
大人も子どもも談笑して楽しんで、最後にフォークダンスをしてお開きになりました。この日、参加者は午前中の災害本部設置訓練へのDRメンバー参加者は62名、住民交流会の一般参加者は168名との事で、大成功だったと思います。今回のDR体制の試みは自助・共助を中心とした防災意識の定着に新たな一歩になると思われます。
◆4丁目 10月7日
・防災倉庫点検 テント設営訓練
この日11時30分から4丁目の役員(班長)の方々が西公園に集まりました。
まず、西公園の4丁目防災倉庫の中身を全部出して、広げました。「これは何だろう」「電池が古くなってダメになっているからどうしよう、班長が自宅管理した方が良いのではないか」「担架が古くなってるが使えるのか?」等と会話をしながら、中のものを点検し、管理方法の見直し等を協議しました。
並行して、テントの設営訓練を行いました。人手が少ないとなかなか大変そうでした。
4丁目の自治会長Sさんはテント設営の手を休めて、「ここは片瀬中学校・新たに建つ新市民の家に隣接している公園なので、他の公園以上に拠点としての重要性があると思うので、ちゃんとしないといけないのです」とおっしゃっていました。
◆1,2丁目 11月23日予定 防災倉庫点検及びテント設営訓練等
1,2丁目は北公園に共同で防災倉庫を持っています。今年8月12日に1丁目が、9月10日に2丁目がそれぞれ役員中心で防災倉庫の点検を行ったのですが、改めて両丁目で協議して11月23日(休日)に防災倉庫の再点検とテント設営訓練等を行う予定となっています。
このようにコロナが明けて初めての年、そして防災会が解散して初めての年、全丁目で防災についての動きが再開したと言えましょう。
片瀬山は在宅避難がほとんどにならざるを得ない事が明らかです。ご近所の方々と一緒に防災体験を積んで、その後お祭りの中でさらに親睦を深める、という事ができると ご近所との共助でこの街の皆が生き残る という事ができると思います。そのためにも今回の様々な防災活動の復活は重要だと思いました。
今回の取材には大変多くの方のご協力を頂きました。深く感謝します。
(Reported By S)