【MINI取材】2024年春以降コロナ対応はどうなる?

完全に一般の病気と同じ扱いになって一区切りです

コロナ対応について、この春2024年4月から色々な事が変わりましたので、それをまとめてみました。2020年から始まったコロナ禍もいよいよひと区切りとなります。
まず新型コロナ感染状況です。NHK各県別感染状況によればここ2年間ほどの神奈川県の感染状況は下記2番目のグラフで示したようになっています。つまる所最近の”第10波”(というべきかはわかりませんが)はあまり大きくならずにほぼ終息を示しています。

多くの人がワクチンを何回も接種して免疫を持っている人が多いので、重症化のリスクが減っています。そこで、以下のような点で整理して、何がどう変わるのか、変わらないのかを示してみました。
1予防(マスクの扱いとワクチン接種について)
2感染したかな?と思った時の検査キットであたりをつけるために
3医療機関のかかり方
4その時の治療薬と費用について
5相談窓口について

1予防(マスクの扱いとワクチン接種について)
・マスクは自己判断でOKという事です。ただ時に自衛としてあるいはマナーとして留意が必要だという事です。
・ワクチンは高齢者及び基礎疾患を持つ人が接種をうけることをお勧めする のですが、自己負担が発生します。秋に1回、7000円程度の負担が想定されています。高齢者以外は15000円程度の負担になると言われています。

◆2かかったかかな と思ってからの手順
・自分での予備診断ではコロナ・インフル同時検査キット というのがご近所の薬局で扱っているので*、それが使えるようになっています。コロナかインフルどちらの熱なのかは症状からはわからないので、一度にわかるので助かります。
その上で医療機関にかかると話が早いです。ただ自分でやる検査には限界があり、他の持病との関係や実際の治療行為が必要な場合も多く、いずれにしろ医療機関にかかる必要があります。
3医療機関のかかり方
必ずしも2の手順を踏まなくても良いのですが、通常の医療機関で今まで通り診察を受ける事になります。(まだ発熱外来での時間指定がある場合等がありますので、それには従って下さい)
・各種治療、薬や入院費などもすべて通常の医療活動+保険適用となります。
 (詳細は下記表を参照)
◆4治療薬と費用について
そして、その時の治療に要する量の薬価は下記のようになる見通しです。(詳細は下記表を参照)(3月16日読売新聞参照)
ゾコーバは塩野義製薬の国産の薬、ラゲブリオ/パキロビッドは従来のコロナ治療薬としてよく伝えられた海外製薬会社の薬です。但し、いずれも比較的発症初期に投与が必要な薬なので、発症後に時間がたってきたり、症状内容によって、対症療法の薬のみの投与となる場合もあると思います。それぞれの価格予想も下表に示しました。
5相談窓口等について
従来藤沢市や神奈川県でおこなってきた各種情報提供電話問い合わせ先、指定医療機関等の情報提供なども閉鎖になります。

*たとえば、湘南薬局にあるコロナ/インフル両方の検出可能な検査キットは下記です。
(二プロ社の製品)

とはいえ、新型コロナは従来の風邪とは全く違うものであり、若年層については後遺症の存在も伝えられておいます。また高齢者・リスクの高い人にとってはやはり恐ろしい病気と言えます。実際に、まだ一部の施設・病院等では面会制限や立ち入り制限が残っている所もありますので、状況を確認しての行動をお勧めします。(Reported By S)