3月から江ノ電バス値上げ?影響は限定的?京急バスは昨秋から平日運行停止
◆江ノ電バスの値上げ?について
3月からの江ノ電バスの値上げ?が発表されました。下記のような発表がホームページに掲載されており、ほぼ同時に下記の内容を要約した小さな紙がバス停に括り付けられていますし、バスの中でも貼りだされているし、アナウンスもあるのですが・・
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このページを読んでみても 値上がりしそうだ という事しかわからずどうも具体的でありません。
ということで、リンクの先の改定前後に掲載されている3月15日の前と後の運賃表を以下に示します。この表を見ると、微妙に値上がりしていることがわかります。最低価格区間は一律10 円上がっていますが、その次の区間は上がっていたりいなかったりしています。(改訂前運賃表 改訂後運賃表)
ただ片瀬山住民に限って言えば、次の図に示したようになると思います。
〇片瀬山内⇔藤沢駅南口との区間は240円で据え置き
当然ですが定期券も同様に据え置きです。
〇となりの区間との間は10円値上げ
例えば近くの病院への通院(藤ヶ谷の I 医院、西鎌倉のN医院)については10円上がりして210円となります。
〇片瀬山の路線の範囲内で見ると、どの区間をとっても値上がり幅は最大10円程度 ということが分かりますので、影響は限定的と言えると思います。
◆京急バス 大船⇔江ノ島路線について
京急バスの大船(鎌倉)⇔江ノ島 路線は2023年春に大幅減便がありました。(内容はこちら) その後1年半で(2024年10月)にさらに衝撃的な減便がありました。平日はついに運行がなくなり、土日だけわずかに鎌倉駅⇔江ノ島、大船駅⇔江ノ島各2往復 になってしまいました。平日運行しない というようなバス時刻表を見ることはめったにありませんので、驚きました。(このホームページの 交通機関ページの方には最新のリンクが張ってありますので、この時刻表も参照できます)
このバス路線は日本最初の有料道路を走るバスとして1930年頃(昭和5年:今から95年前)に運行開始した路線を昭和13年に京急が引き継いだものです。昭和8年(今から92年前)には15分間隔で大船⇔江ノ島間を結ぶバスが運行されていました。(当ホームページ「江ノ島~大船有料道路 その1」。もともと鎌倉山地区の交通手段確保、江の島観光の路線として創設された大変歴史のある路線だったのですが、モノレールが通るようになってもはや使命を終えたと判断されたのだと思います「同上 その3」。鎌倉山に住む方はモノレールはトンネルで通過してしまうし、バスの減便が続いているので厳しいだろう と思います。
◆羽田空港線リムジンバスについて(羽田空港⇔大船駅・藤沢駅)
こちらについては、羽田経由での出張や家族旅行に利用している方は少なくなかったと思いますが、ご存じのように一昨年9月から江ノ電バス運行便が、昨年3月から京急バス運行便が、運休となり結果としてすべて全面運休となっています。理由は「運転手さん不足」です。(→江ノ電バスのプレスリリース、京急バスのプレスリリース)
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江ノ電バスの片瀬山路線は早朝を除き、ガラガラという事はほとんどなく混雑している事が多いこともあり、あまり運行本数は減っていませんが、今後の運転手さん不足の状況によってどうなるかは予断を許さないと思います。さびしいー(Reported By S)