スプリングエフェメラル「ニリンソウ」
上村文次
開花が始まったばかりのニリンソウの花を川名清水谷戸で3月23日に観察しました。
林縁の少し湿り気のある所に生えていました。早春の日差しを浴びて一輪ひっそり咲いていました。ニリンソウは「スプリングエフェメラル」(春の妖精)の植物です。早春の林床などに一時期だけ花を咲かせます。
2週間後の4月8日に観察に行きました。ニリンソウは満開になっていました。白く可憐な花をいっぱい咲かせていました。
多くは1本の茎から特徴的に2輪ずつ花茎が伸びるのが和名「ニリンソウ」の由来になっています。片瀬山周辺で珍しいニリンソウを見つけることができました。
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編集部補足 川名清水谷戸への片瀬山からの行き方
大きな道路を通っていくのはかなりの遠回りになります。片瀬山2丁目から川名清水谷戸を区切る東側の尾根を降りていく道(下記オレンジ色)に入ることができます。右手に東レ基礎研を見ながら尾根を降りて、太い道路についたら左にいくと、川名清水谷戸の入口看板があります。お手軽ハイキングコースとして適度です。スニーカーで十分です。
片瀬山の北には山林・緑地帯があり、東の方は新林公園として整備され、ハイキングコースが整備されています。その西の方が川名清水谷戸の周縁の緑地です。新林公園内のハイキングコースから川名へ抜けて、そこから北の道路を回って川名清水谷戸に行くやり方もあります。
これから梅雨までの間、まだ草のたけも伸びきらない期間が川名清水谷戸訪問のよい季節です。少し長めの散歩にいかがでしょうか。(Editor S)