【調べてみました】ふじさわキュンマップって何?

ふじさわキュンマップ 便利です 使い方ご説明

みなさん 「ふじさわキュンマップ」ってご存じですか?本ホームページでも「建築ルール」のページで建築協定の説明や急傾斜地崩壊危険区域 の所でリンクを張ってあります。ぜひ一度使ってみていただくと良いと思いますので、今回使い方の説明も含めてご紹介しようと思います。ちょっとオタクが入っていますが、おつきあいください。

◆ふじさわキュンマップ って何? ふじさわキュンマップは藤沢市の持っている様々な地図情報を公開しているページです。藤沢市内のどの地域はどのような行政上の区域指定がある とか、色々な施設はどこになる とか、道路の道幅や下水道等はどこを通っているか、ハザードマップや避難所等の防災情報・・等、地図上で表示しないとわかりにくい情報をWebで調べる事ができる大変ありがたい仕組みです。

◆すじさわキュンマップ の入口
「ふじさわキュンマップ」のリンクをたたくと、下記のようなトップページが出てきます。タイトル下の各の地図アイコンを押すと、その地図が表示されます。まちづくり系では街の施設や規制関係の地図9種類、防災関係ではハザードマップを中心に5種類、これと併せてAED配置等を示す救急AED、日々の暮らしに役立つ施設がどこにあるかを中心に9種類 合計24種類に渡ります。実は一つの地図の中にさらに沢山の情報が含まれていますので、使い方が複雑になっています。

ふじさわキュンマップは2年前2020年4月にそれまで使われていた「GISふじさわマップ」から切り換わって以降、順次内容が追加されて、充実したものになってきました。
①地図(アイコンで)を選ぶ

◆ふじさわキュンマップの見方・使い方
まずは「地図の見方」を「まちづくり情報」を例に説明してみます。「地図の見方」は共通の基本的な使い方があってそれを理解すれば、どの地図も目的の内容にすぐにアクセスできます。(逆に知らないと困難)
①トップページから見たい地図を選ぶ。
地図アイコン(今回はまちづくり情報で説明)をクリックしてやり、使用上の注意説明が出ますので、「同意して地図を見る」を押すと、その地図が表示されます。

通常、最初はこのページで表示されるすべての内容が表示されていますので、すごくごちゃごちゃしてわけがわかりません。また表示されるのは藤沢駅周辺です。(下図)そこで・・
②見たいところを表示する。
今回は片瀬山周辺を表示させましょう。(PCではマウスで地図画面を動かし、スマホの場合は指で地図画面を動かす)。縮小拡大は左上の+-ボタンを押すか、マウスがあれば、CTRL+ボール で拡大できます。スマホなら通常の画面拡大縮小動作です。それぞれ①、②の各段階での表示を示します。

②藤沢駅周辺が表示されるので、
まず、見たいところに移って適切な拡大率で表示

③次に見たい内容を表示させます。右側上のバーメニューで、赤字で示した表示選択「三枚重ねの紙」みたいな記号を押すと、表示内容を選択できます。スマホでは右上のMENUと表示されている所で同様に選択します。バーメニューの機能説明は下記ですが一番大事なのはこれです。

③見たい内容を選ぶ 画面右のバーメニューの表選択(3枚紙の表示)を押す

この操作で、右側サイド画面が現れ表示内容が選択できるようになります。例えば、まちづくり情報では下図右側サイド画面のような表示リストが出てきます。最初は全情報が表示されていますので(緑色のチェックマークで全情報が選択されている)、不要なチェックマークを外すことで必要な情報だけ表示させたいわけです。全情報表示された片瀬山周辺の地図が下記です。最上位のチェックボックスを押すと、その下層のチェックボックスはすべてマークが外れます。(ひとつづつ外していると大変)

サイドメニューが現れて、全部表示になっているので、必要なものを残してチェックをはずす

ここで、「風致地区」と「公共空地ー都市公園、緑地、墓園」を選んで表示したのが下図です。色々な内容を指定して、試していただければと思います。当面この図の中で片瀬山の住環境に直接関係するのは、風致地区、用途地域(第1種低層住居専用地域)です。藤沢市全体でどこにどのような指定がされているのか、地区計画はどこか 等すべての情報がこの地図からわかります。覚えておくべきはこれだけで、他の機能はこれに慣れてから、色々試していただければよいです。

風致地区、公共空地を残して残りのチェックを外して表示させた所

この調子で、色々なものを調べてみましょう。では、ふじさわキュンマップに含まれている情報をさらっとご紹介します。

ふじさわキュンマップで何がわかるか?
まず最初に、まちづくりに関係する情報群です。アイコン別に情報内容の概略を示します。

都市計画情報 は先ほど説明したように、行政上・都市計画法上の様々な地域指定、促進地域指定、施設を表示します。
まちづくり情報 は宅地造成や建築協定、景観計画、街並み継承地区、防災関係の指定(土砂災害・急傾斜崩壊危険区域、浸水想定区域等)等を表紙します。片瀬山に関係するのは「急傾斜崩壊危険区域 や 建築協定区画、居住誘導区域指定(指定されていない範囲)等です。これらを表示した例を下記に示します。

まちづくり情報での表示例 建築協定は区画別まで表示されています。

指定道路 建築基準法上の道路の種別を示したもので、片瀬山内ではすべての道路が「1号道路」という種別になっています。(道路の種類については例えばこちら
市道認定路線網図 すべての市道についている名前(例えば片瀬〇号線)、区間ごとの距離や幅、等が詳しくわかります。

道路台帳平面図 やまか横の交差点付近の道路が詳しくわかります。

道路台帳平面図 藤沢市道の管理用図面です。幅や道路施設(たとえば歩道など)の状況がわかります。藤沢市の道路台帳の見方はこちら
・地質調査情報 藤沢市がおこなった地質調査の位置と目的、担当課が示されています。片瀬山近くでは岩屋不動付近の急傾斜地周辺で避難経路道路横の崖の地質調査がおこなわれた事がわかります。
・土地区画整理換地図 片瀬山には無関係
・公共基準点等情報 市が管理している測量規準点と思われます。片瀬山内にも沢山ある
・下水道台帳 下水道(汚水、雨水の別)と各戸への取り付け管、マンホールの位置等

◆続いて、防災と救急関係の情報群です。ハザードマップ群が中心で、街区の一つ一つが詳しく調べられます。

津波ハザードマップ 津波災害警戒区域、最大規準水位、津波避難ビル、津波避難路(片瀬から片瀬山に避難する場合の道)の情報です。片瀬からの避難場所が片瀬山である事がはっきりわかります。
・土砂災害・洪水ハザードマップ 土砂災害警戒区域、急傾斜地崩壊危険区域、洪水浸水想定区域等をまとめて表示しています。
・地域危険度マップ 藤沢市で想定される最大級の地震災害(南関東地震)の際の揺れによる建物被害の推定マップ。片瀬山は全般的に20~30%未満になっていますが、ごく一部に50%近い所もあります。
・液状化危険度マップ 片瀬山は全く心配ありません。
揺れやすさ危険度 上記地域危険度マップと一部重なります。
救急・AED AED設置場所です。片瀬山周辺では、及川内科、片瀬山駐在所、片瀬中学、片瀬こどもランド等に設置されている事がわかります。
続いて、暮らし子育て関係です。

地産地消 藤沢産の農水産品利用推進店です。
乳児検診・予防接種 乳幼児定期予防接種の指定医療機関です。
明治・辻堂子育て 明治、辻堂地区の子育て関連施設の場所です。
・公園箇所図 市が管理する公園の位置、面積、設置日付等が表示されます。
バリアフリーマップ  公共施設のバリアフリー設備状況について状況を示します。他の地図と表示の仕方が異なり、リスト表示と地図表示ができます。(下図)

バリアフリーマップ JR藤沢駅の表示

町内会・自治会マップ 市内の町内会・自治会の地域区分け、どの家までかを地図表示。
明治地区文化財 明治地区の案内サイン、寺社、石造物、文化財の地図
投票区 選挙の時の市内の投票所の場所とその範囲です。片瀬山は片瀬中学です。
公共施設 公共施設の場所です。片瀬山内は片中と市民の家が載っています

◆なかなかすごい背景図切替機能 
表示切替でこれらの表示内容の背景図を、都市計画基本図500分の1、 国土地理院地図、航空写真(国土地理院)の間で切り替える事ができます。またこの500分の1の基本図は以前は入手困難だったのですが、このページのおかげで、きわめて詳細な地図を見る事ができるようになりました。表示内容のチェックをすべて外せば、詳細地図だけの利用も可能です。地理院地図に出ていない細かい道や階段なども表示されています。

おまけ 全国の地価地図にもここから行けます
ふじさわキュンマップのトップページの一番下に「全国地価マップ」にリンクが張ってあり、藤沢市含めて全国の固定資産税路線価、相続税路線価、公示地価等がわかります。これは毎年更新表示されています。藤沢市だけでなく、全国の地価がわかります。

お時間のある時に、色々と触ってみて地元について知る事も良いのではないでしょうか?
(Studied By S)