【富士見坂から】片瀬山・富士見坂石畳の桜 去年と今年

今年は去年に比べてどうだった?   武井篤夫


今年の3月は非常に暖かく、全国的に桜の開花が1週間程度早まったと報道されています。片瀬山の富士見坂でも、毎年たくさんの種類の桜が長い期間にわたって次々と見事な花を咲かせています。
なかでも富士見坂の石畳の道の両側に咲く桜の花は、ここが都会の住宅団地の一角であることを忘れてしまうようにさえ感じさせてくれます。
それではこの石畳の桜の開花時期は、昨年と今年でどんな違いがあったか、私のブログの写真で比べてみましょう。
ブログでは毎年桜の開花の初めから3日おきくらいに開花状況を撮影しています。桜の花はまず富士見坂石畳の道の北の入り口近くのソメイヨシノの薄いピンクの花から咲き始め(状態A)、南の階段付近の濃いピンクの八重桜(状態E)で終わりになります。

2022年  A~B~C~D~E という順に並べてみました。

2022年3月26日A 坂の上の咲始め 坂の上から撮影
2022年3月30日B 坂の上、坂の途中と全体が咲き誇る 
2022年4月5日C 坂の途中の桜は満開 白い桜は葉も沢山でてきた
2022年4月10日D 坂の下の八重桜も少し咲き始め
2022年4月16日E 坂の下の八重桜が満開になる

2023年 ここも2022年と同じ程度の咲き方のA~B~C~D~E で並べてみました。写真の位置は両年で対応しています。

2023年3月20日 A  坂の上の桜の咲始め 坂の下から撮影
2023年3月23日B 坂の上、坂の途中と全体が咲いた

2023年3月30日C 坂の途中の桜は満開 白い桜は葉も沢山でてきた
2023年4月5日D 坂の下の八重桜も少し咲き始め
2023年4月9日E 坂の下の八重桜が満開になる

片瀬山のソメイヨシノを基準に取れば、2022年は3月26日頃咲き始め(気象台の開花宣言よりは花見ができる視点で)、4月16日頃終わりになり、花の期間は約22日間でした。(横浜の「開花宣言」は3月21日)
2023年は3月20日頃咲き始め、4月9日頃終わりになり、花の期間は約20日でした。(横浜の「開花宣言」は3月18日)
これで見ても、2023年は前年より約1週間早く開花し、花の期間はどちらも約3週間であることがわかります。
来年はいつ頃咲き始めるのでしょうか。

【富士見坂から】朝日と夕日が美しかった3月

朝日と夕日が美しかった3月   武井篤夫

2023年3月は天候不順で、非常の暖かい日があったり、寒くなったり、曇りや雨の日が多く、富士の見えることの少ない月でした。全国的に桜の開花も早く富士見坂の石畳の道の桜の開花も早かったものの、桜の花の枝の間から富士を見ることは殆んどできませんでした。
それでも富士の見えた日には、朝に夕にいろんな表情の富士を見ることができ、特に夕日は美しい日がありました。
今回はそんな富士の姿を掲載します。

3月1日 6:11 朝焼けの富士 春霞がかかっています
3月1日17:26 同じ日の夕暮れの富士 低い雲の中に浮かんでいます
3月13日 17:52 この日の夕焼けは素晴らしかったです 赤い色の濃さ 富士山の下の雲が湧き出してくる感じがくっきりと見えました
【編集部で撮影した写真】3月13日 18:02 赤い所が低い場所だけになっています 赤さは一層濃くなってきた。撮影場所はやまかの坂の上から 雲の湧き出しは相変わらずくっきり見えます
3月13日 18:09 一気に暗くなって夕焼けは終了です
3月20日 9:05 咲き始めた桜と富士山 春の富士見坂を象徴しています 今年は桜が早すぎました
3月30日 17:58 幾筋もの飛行機雲の跡が残る西の空の夕焼けです
3月31日 17:50 翌々日にダイヤモンド富士の日を控え、富士山のちょうど真裏に太陽があり、富士山のシルエットと残光が左右対称になります

22年11月【富士見坂から】2022年10月22日雲と富士が美しい一日

2022年10月22日 曇り空でも富士がきれいに見えた一日 武井篤夫

10月22日(土)は早朝から一面の曇り空でした。いつも曇り空では富士は雲に隠れて見えませんが、この日はほぼ無風状態で、少しかすんでいるもののはっきりと富士の姿を見ることができました。
雲は層状になっていて、富士山よりも高いところにあるからでしょう。そしてこの状態が続いていました。
午後になると、南風が吹き始め、雲は少しずつ形が崩れてゆきましたが富士は見え続け、夕方が近づくと多彩な色の変化も見せてくれました。
10月も20日過ぎてからやっと安定して富士が見えるようになりました。これからはだんだんと雪の富士が見られるようになるでしょう。
朝:曇りなのにくっきりと富士山が見える
空気が澄んでいて海岸もよく見えます 絵のような感じです。

6:55 富士山はくっきりと、ふもとの山々は少しかすんで、ちょうど水墨画のような見え方です 全天を覆う雲が富士山より高い所にあるので、富士山の姿がくっきり見えるのでしょう
7:51 1時間たってもあまり変わりはありません
9:47 雲が少しでこぼこしてきました

昼 雲に少しすきまができてきた
それでもまだ雲は富士山より高い位置にあるようです。

11:43 雲に少し隙間ができてきた
13:47  隙間が拡大してきた

夕方 隙間が広がり、美しい風景となった

15:47 雲がちぎれて青空が多くなってそこに日の光があたって美しい
16:36 夕焼けが始まって刻々と色が変わり始めます
16:47 相変わらず富士山はくっきりとして雲も美しいです
17:26 影富士が見事です
17:46 夜のとばりが下りてきました

22年9月【富士見坂から】7月31日の富士

2022年7月31日の富士  武井 篤夫

今年の関東地方の梅雨明けは6月27日でした。昨年より22日、平年より19日も早く、梅雨明けと同時に猛暑となったのですが、その後は曇りや雨の日が多く戻り梅雨と思われるような雨の日が続きました。
そんなわけで、片瀬山からは7月はほとんど富士を見ることができませんでした。そして7月も最後の31日になってやっと朝から富士が見えました。9時過ぎには富士の周りに雲が発生して見えなくなりましたが、日没が近くなって再びその姿が現れました。そして富士が夜の闇に沈むまで、多彩な姿を見せてくれました。
今回は7月31日のそんな富士の写真を掲載します。

2022年7月31日6時28分 全く雲が出ない素晴らしい晴天でスタート
7時51分 山頂付近ににわかに雲が発生
9時43分 周囲の雲が発達し始めた
11時41分 どんどん雲の背が高くなり、さらに広がって全く見えなくなった
18時18分 再び見え始めました
18時51分 全体が見えて夕日に雲が輝いています
19時09分 夕暮れがもっと進み・・
19時21分 夜のとばりが・・

この日、全国の猛暑日は168地点を記録しました。その一方で、夜は北関東で雷神が大暴れして記録的大雨情報が各所で出されました。